メーカー等で広く行われている販促手法の一つに、売上リベートがある。売上リベートとは、メーカー等が小売業者等の販売促進策として支払われるものであり、具体的には、小売業者等における一定期間の販売実績に応じ、メーカー等が小売業者等に対し売上代金の一部を返金する仕組みである。売上リベートを支払う側は、(売上リベートの)支払いの可能性が高いと判断した時点で、当該売上リベート相当額を「収益」から減額するか、あるいは販売費として「費用」に計上するのが一般的だが、実はこのような会計処理方法が現行の日本の会計基準に定められているわけではない。あくまで“慣行”に過ぎないのだが、今後この慣行が変更される可能性が出て来たので要注意だ。・・・
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