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海外投資家の目から見た日本企業の中期計画

日本では、企業の中期計画は「数値」で目標を示すべきという考え方が根強い。こうした中、企業も3期先や5期先の売上・利益の目標を示してきた。しかし、海外企業の中期計画を見てみると、将来の一時点での売上・利益の目標が示されていることは稀である。なぜなら、経済変動の影響を受ける企業が、将来の一時点での売上・利益にコミットするのは無理があるからだ。あえて目標数値を示したとしても、現実から乖離したものとなりかねない。

海外投資家から見た場合、「コミットできない目標」を示すことは不誠実であり、そもそも景気変動の影響を受けやすい企業に対し、売上・利益の目標を示すこと自体求めていない。無理に売上・利益の目標を示すよりも、投資家のニーズを踏まえ、「経営努力で達成可能な目標」を示すことの方が重要だと考えている。具体的には、・・・

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