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監査法人のローテーションを先取りする企業も

監査人が交代した理由や経緯は株主や投資家にとって重要情報に該当する。このため、監査人が交代した場合には、企業はその理由等を「臨時報告書」で開示することになっている。

臨時報告書 : 重要事項が発生したり決定したりした場合に作成が求められる金融商品取引法上の開示資料のこと。

平成28年中に提出された臨時報告書を調査すると、144社で監査人が交代している。交代の理由としては、監査法人同士の合併を除けば、そのほとんどが単に「任期満了」に伴うものとなっている。

臨時報告書による開示は説明の内容が表層的・定型的との指摘もあり、上場企業にとっては今後改善していくべき事項の1つと言えるが、なかには記載内容の充実を図る企業も出てきている。例えば、・・・

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