4月1日、2日が土日だったことから、実質的に本日(2017年4月3日)から新年度がスタートした。新年度を迎え、3月末決算企業においては決算作業をスタートさせたところも多いと思われる。決算作業において重要になるのが、会計基準の改正内容の把握だ。会計基準というと、非経理系の役員はつい「経理部門や経理担当役員任せ」としがちだが、会計基準の改正は予算数値や財務諸表の数値に影響を及ぼす可能性がある。非経理系の役員は、経理は専門外と言えども、経営陣の一角を担う以上、“過去の数値”である今決算のB/SやP/Lに影響を及ぼすこととなる「今決算において新たに適用される会計基準」はもちろん、“将来の数値”である予算に影響を与えかねない「現在開発中の会計基準」の大まかな内容くらいは知っておく必要がある。本稿では、それぞれについて整理しておこう。・・・
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