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持合株式の売却益は“利益操作”の道具か

 日本企業が持合株式を売却して売却益を計上することはよくある。この場合、株式売却益が企業の純利益の一部を構成すると考える経営者は少なくない。

 しかし、今後日本企業の間でも本格的に導入される可能性のあるIFRSでは、基本的に、持合株式を売却しても、売却損益を計上できない。つまり、100円で買った株式を150円で売却した場合に、値上がり益部分である50円は純利益にならないということだ。その理由を説明しよう。

 IFRSでは、・・・

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