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具体例で見る「MD&Aに書くべきこと」

当フォーラムでも既報のとおり、金融庁は2018年1月26日付で開示府令を改正し、2018年3月期の有価証券報告書(以下、有報)から、従来の【業績等の概要】【生産、受注及び販売の状況】【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】を【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(以下、MD&A)に統合し、「経営者の視点」での記載を求めている(2018年2月5日のニュース『改正後の「資本の財源及び資金の流動性」には何を書く?』参照)。

MD&A : 「Management’s Discussion and Analysis of Financial Condition and Results of Operations」の略で、「経営陣による財政状態および経営成績の検討と分析」と訳される。日本の新しい有価証券報告書では【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】欄に記載する。

もっとも、これまでの有報でも「提出会社の代表者による分析」の開示が求められてきた。このため、企業からは「『提出会社の代表者』と『経営者』はどう違うのか?」といった疑問の声も聞かれる。この点については、・・・

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