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GPIFがESG投資に取り組まなければならない構造的な理由

日本シェアホルダーサービス株式会社
シニアアナリスト 水嶋 創

2019年2月14日掲載のニュース「投資家との対話において企業が持つべき視点」では、国内の機関投資家がESG投資に取り組むのは、「顧客」である資金拠出者がそれを求めているからであり、なかでも日本最大の資金拠出者であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の意向が大きく影響していることをお伝えしたところだ。では、なぜGPIFはESG投資を積極的に推し進めているのだろうか。この疑問が解消されない限り、一部の経営者などから聞こえてくる「ESGは本当に企業価値向上につながるのか」「ESGは一時的なブームにすぎない」といった声も消えることはないだろう。

ESG投資 : ESGとは、「Environmental(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字を組み合わせたもので、近年、特にグローバル機関投資家の間で、企業の投資価値を測る評価項目としての地位を確立しつつある。ESG投資とは文字通り「Environmental(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」に優れた企業に投資することをいう。 文責:上場会社役員ガバナンスフォーラム

先に結論を一言でいえば、・・・

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