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IR優良企業に共通する2つのポイント

日本IR協議会(JIRA)は(2019年)11月14日、「IR優良企業賞2019」の受賞企業を公表した。この賞は毎年、優れたIR活動を実施している企業をJIRA会員企業の中から選定するもので、応募企業が申告する「調査票」の結果を踏まえ、アナリストや投資家、報道機関などで構成される審査委員会が決定する。さらに、優良企業賞の受賞が3回目となる企業は「大賞」として表彰される。また、長期間にわたって優れたIRを継続している企業や、顕著なIRを実施していた企業を称える「特別賞」、IRに熱心な中・小型株企業を対象とする「IR優良企業奨励賞」も設けられている。

今年度の受賞企業は14社であった。各賞の内訳はIR優良企業大賞1社(三菱UFJフィナンシャル・グループ)、IR優良企業賞7社(アサヒグループホールディングス、花王、ソニー、ダイキン工業、丸井グループ、三井住友フィナンシャルグループ、三井物産)、IR優良企業特別賞4社(積水化学工業、日本電信電話、日立建機、横川電機)、IR優良企業奨励賞2社(テクノプロ・ホールディングス、メタウォーター)となっている。

JIRAはウェブサイトで受賞企業の特徴および選定理由を説明しているが、それらを見ると、各社にほぼ共通して見られる評価ポイントが2つ浮かび上がってくる。1つは・・・

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