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コロナ渦中の会計上の見積り 「仮定の合理性」の解釈に注意

新型コロナウイルス感染症が3月期決算企業の決算作業・監査対応に大きな影響を及ぼしている。既に大手企業でも決算発表の延期を決めるところが相次いでおり(例えば日立製作所は決算発表を5月中旬以降に延期すると発表)、上場企業の間では「決算の延期はやむなし」という雰囲気が醸成されてきていると言えよう。

こうした中、企業会計基準委員会(ASBJ)は(2020年)4月10日、「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響の考え方」(以下、「考え方」)を公表したが(2020年4月10日のニュース『コロナ影響下の会計上の見積りにおける「一定の仮定」と開示』参照)、ASBJが求める「一定の仮定の合理性」について、上場企業の間では“縮小解釈”もみられる。・・・

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