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プライム市場の上場基準を満たさない企業に迫られる市場選択の決断時期

コーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の改訂に向け、金融庁の「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」が今月から再開する。東証が進める市場区分の見直しへの対応が大きなテーマとなる。すなわち、プライム市場上場企業に対して課されるであろう「より高い水準」のコードが検討されることになる(2020年9月14日のニュース『東証の調査結果から想定される「より高い水準」のガバナンス規制』参照)。

この改訂CGコードの内容は、特にプライム市場の上場基準(プライム市場の上場基準はこちら)を満たしていないにもかかわらず「経過措置」の適用を受けプライム市場への上場を考えている企業にとっては気になるところだろう(経過措置の内容については2019年12月25日のニュース「CGコードの一部が強制適用の可能性、ジャスダック企業にもフル適用へ」参照)。仮に改訂CGコードの内容があまりにも厳しければ、プライム市場への移行を断念するところが出て来る可能性もある。

では、その“決断”はいつまでにする必要があるのだろうか。結論から言えば、それは・・・

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