コーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の再改訂を議論している金融庁の「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(以下、フォローアップ会議)が昨年12月18日に公表した意見書(5)「コロナ後の企業の変革に向けた取締役会の機能発揮及び 企業の中核人材の多様性の確保」(以下、意見書(5))では、以下のとおり「筆頭独立社外取締役」について検討を深めていく方向性が明確に打ち出されている(3ページ参照)。
(本文) 筆頭独立社外取締役の設置2や独立社外取締役の取締役会議長への選任を含めた、独立社外取締役の機能向上 中略 等の論点について、今後、コーポレートガバナンス・コード改訂に向け、検討を更に深めていく。 (脚注) 2 筆頭独立社外取締役については、諸外国の事例にも鑑みれば、独立社外者間の議論・認識共有の主導、独立社外者と経営者の意思疎通の仲介、独立社外者と投資家の建設的対話の窓口・橋渡し等の機能・役割などを担うことが考えられる。 |
グローバルなコーポレートガバナンスのベスト・プラクティスと目されている英国CGコードでは、・・・
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