金融庁の金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」では現在、有価証券報告書で開示を義務付ける非財務情報について検討を重ねている(現時点で公表されている第1回会合の資料はこちら、第2回会合の資料はこちら)。主な検討事項は下表のとおりだが、その中で最優先課題とされているのが、サステナビリティに関する開示のうち「気候変動対応」に関する開示(以下、気候変動開示)だ。
主な検討事項 | |
サステナビリティに関する開示 | ・気候変動対応 ・人的資本への投資等 |
ガバナンスに関する開示 | ・取締役会等の活動状況等 |
ディスクロージャーワーキング・グループの各委員からは気候変動に関する情報を有価証券報告書で開示するにあたっていくつかの課題が早速挙がっている。その内容は以下のとおりだ。・・・
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