印刷する 印刷する

不正調査完了前の訂正報告書の“フライング”提出が不可能に

監査人の会計監査は資本市場の維持に欠かせないインフラとして機能しているが、上場会社の監査意見の99%以上が無限定適正意見(下表参照)であることから、無限定適正意見以外の監査意見にどのようなものがあるのかは、経理関係者以外にはあまり知られていないのが実情と言える。

監査報告書には監査人の意見として下表のとおり4つのパターンのいずれかが記載されている。

無限定適正意見 すべての重要な点において適正に表示している。
限定付適正意見 一部の事項を除き、すべての重要な点において適正に表示している。
不適正意見 適正に表示していない。
意見不表明 適正に表示しているかどうかについての意見を表明しない。

普段は目にする機会がほとんどない無限定適正意見以外の意見だが、・・・

このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。

続きはこちら
まだログインがお済みでない場合は
ログイン画面に遷移します。
会員登録はこちらから