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フジテック株主総会、怒声が飛び交う長丁場に 元会長側の株主提案はすべて否決

香港のアクティビストのオアシスと創業家の元会長が主導権を巡って対立しているフジテック(東証プライム市場上場)で2023年6月21日に定時株主総会が開催され、会社提案の議案はすべて可決される一方、内山元会長が提出した株主提案はすべて否決される結果となった(一連の経緯は2022年7月1日のニュース「創業家社長、アクティビストへの対応が後手に回り社長の座を失う」、2022年12月8日のニュース『オアシスがフジテックに総会招集を請求 「責務を果たさない」社外取全員の解任を目指す』、2023年6月5日のニュース「フジテックで元会長が反転攻勢、オアシス側が守りに」を参照)。「アクティビスト VS 創業家」という分かりやすい対立構造と、アクティビスト側が主導権を握ったことで大きな注目を集める総会となったが、2023年2月の臨時株主総会に続き、オアシス側の“連勝”となった。

午前10時にスタートした定時株主総会は、総会検査役が見守る中、攻める元会長側と守るオアシス側のせめぎあいが続き、時に怒声が飛び交う長丁場となった。今回の株主総会では主に内山会長側から多数の質問が出されたが、それらの質問は大きく以下の2つの論点に集約できる。・・・

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