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有報のワーディングに表れる投資家との認識のずれ

既報のとおり、経済産業省に設置された「持続的な企業価値向上に関する懇談会」が2024年6月26日に公表した「座長としての中間報告」で指摘された5つの課題の中で筆頭に挙げられたのが「企業価値に対する企業と投資家との間の認識のずれ」だ。そこでは、「将来にわたるキャッシュフローの現在割引価値として、株主価値を重要視すべき」など、「株主価値」というキーワードが繰り返し引用されている(2024年7月23日付ニュース「伊藤レポートから10年、今後のコーポレートガバナンスの論点は?」参照)。

実際、上記中間報告が指摘するとおり、企業における「株主価値」への意識は・・・

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