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上場企業の経営者がM&Aを躊躇する最大の理由が解消する可能性

自社の成長に限界を感じた経営者にとって、最も手っ取り早く成長を実現する手段がM&Aだ。M&Aにより、社内リソースだけでは打破できなかった成長の限界を超えるとともに、成長に必要な人材も確保することができる。以下のグラフは、経済産業省の「企業活動基本調査」に基づき、2017年度にM&Aを実施した企業(青)と、2017年度から2023年度まで一切実施していない企業(橙)の経常利益の推移を比較したものである(2025年版中小企業白書236ページより引用)。M&Aを実施した企業の方が明らかに利益を伸ばしていることが分かる。

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しかし、上場企業の経営者の全てがM&Aに積極的というわけではない。M&Aは常に成功するとは限らず、PMI(Post-Merger Integration)に手間取ったり、期待したシナジー効果を発揮できなかったりして、当初の目的を達成できないケースも少なくないからだ。また、いかにPMIに自信がある経営者であっても、M&Aに躊躇する大きな理由がある。それが、・・・

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