年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2026年3月17日、GPIFの国内株式運用機関が選ぶ「マテリアリティの観点から『優れたサステナビリティ開示』と『改善度の高いサステナビリティ開示』」と題する調査結果を公表した。本調査は、GPIFが株式運用を委託している運用機関に対して、記載内容が充実していると思われるサステナビリティ開示を行っている企業を選定(最大10社)するよう依頼し、その回答を基に評価の高い開示事例を取りまとめたもの。委託先の全運用機関から回答を得ている。なお、過去において個別に実施・公表されていた「優れた統合報告書」や「優れたコーポレート・ガバナンス報告書」、「優れたTCFD開示」などは今回から統合され、「優れたサステナビリティ開示」に一本化された。
今回の調査は、2025年3月31日に公表された「GPIFのスチュワードシップ活動の方向性と当面の取組み」を踏まえて実施された。GPIFはこの資料で、2025年度からの第5期中期目標期間における重点事項として、サステナビリティについて「フィナンシャルマテリアリティの観点から、企業による機会の追求、リスク低減(強靭性向上含む)、情報開示を運用受託機関等が促進することを重視します」としている(1ページ(2)第5期中期目標期間における重点事項(2)参照)。「フィナンシャルマテリアリティ」は資料の注記で「企業価値に影響を及ぼす重要な事項」と説明されているが、ここでいう「企業価値」とは、・・・
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