ソフトバンク、楽天、ファーストリテイリングなど、現在勢いのある日本企業のトップは「創業経営者」であることが多い。もちろん、これらの企業が成長期にあるということもあるが、それとともに、創業経営者が率いる企業の強さは「コーポレートガバナンス」の観点からも説明できる。
企業には株主の利益を拡大すること、すなわち「利益を稼ぐ」ことが求められる。創業経営者がトップの企業では、株主と経営者が一致している。利益を上げることにより、大株主である創業経営者は、配当の増加や株価の上昇といった形で収入が増えることになる。一方、トップが創業経営者でない企業では・・・
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