企業がコーポレートガバナンス・コードへの対応を図るうえで気になるのは、やはり投資家、具体的には資産運用会社(投資顧問会社・投資信託会社)の視線だろう。資産運用会社は、スチュワードシップ・コードに基づき企業と対話し、企業に対しコーポレートガバナンスの改善を求める。その一方で、“資産運用会社自身のコーポレートガバナンス”が議論されることはほとんどない。
日系の資産運用会社の多くは、銀行、証券、保険会社など大手金融機関の子会社である。そして、そのCEOのほとんどは親会社から派遣されている。ここで問題になるのが、・・・
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