印刷する 印刷する

後継者選びの視点

日本経済新聞の『私の履歴書』では経営トップの交替劇がしばしば登場するが、現トップが内々に後継者に打診し、固辞する後継者を説得して交代に至る、というパターンが少なくない。しかし、これは読み物としては面白くても、後継者決定プロセスの透明性が高いとは言い難い点で、ガバナンス上は問題がある。このところ、セブン&アイ・ホールディングスの主要事業子会社社長の解任を巡る騒動に始まり、同社会長の退任、セコムの会長・社長の解任、ソフトバンクの後継者計画の撤回と後継候補者の退任、さらにスズキでのCEOの交替と、日本企業における後継者指名の“新時代”を予感させるトピックスが相次いだが、そのプロセスの透明性はまだまだ十分とは言えない。こうした背景の下で導入されたのが、・・・

このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。

続きはこちら
まだログインがお済みでない場合はログイン画面に遷移します。
会員登録はこちらから