多くの日本企業が、伊藤レポートの求める「8%」のROE達成に四苦八苦する中、アジアに目を向けると、驚くほど高いROEの企業が少なくない。例えば、シンガポールの通信大手 スターハブのROEは何と200%超にも及ぶ。このほか、韓国SKグループの持ち株会社であるSKは約70%、中国のインターネット検索エンジン市場で8割のシェアを誇る百度(バイドゥ)や台湾の大立光電(ラーガン・プレシジョン)も40%超となっている。
ROE : Return On Equity(自己資本利益率)=当期純利益÷自己資本
もっとも、投資家にとっては必ずしも「ROEが高い=企業価値が高い」ということにはならない。・・・
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