スチェワードシップ・コードやコーポレートガバナンス・コードの導入以降、投資家と企業の対話が進んできている。その多くは、企業のマネジメントやIRを対象にしたものとなっているが、今後広がっていきそうなのが、投資家と独立社外取締役の対話だ。
機関投資家という立場で独立社外取締役に聞いてみたいこととして、まずは実際にその独立社外取締役がどのような役割を果たしているのか、ということが挙げられる。具体的には、取締役会で独立社外取締役がどのような発言をし、それが社長をはじめ他の取締役にどのように受け止められ、またどのように経営に活かされたのかという点は最低限チェックしたい。(既に多くの上場企業でそうなっているが)独立社外取締役が複数であれば、それぞれの役割についても説明を求めることになろう。
独立社外取締役が、自社のコーポレートガバナンスをどのように考えているのかということも必ず聞くことになろう。単に考えを述べるだけでなく、コーポレートガバナンスに対する具体的な評価をしてもらいつつ、改善点も指摘して欲しい。さらに、改善に向けて独立社外取締役としてどのような貢献ができるかについても説明する必要がある。
より詳細な事項としては、・・・
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