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CtoCビジネスの顧客リスト提供にプレッシャー

BtoB、BtoCといった従来型のビジネスモデルに加え、近年急拡大しているのが、シェアリング・エコノミーギグ・エコノミーに代表されるCtoC(Consumer To Consumer)、すなわち個人間取引だ。CtoCのインフラを提供する事業者は「プラットフォーマー」と呼ばれ、インターネットを介した個人間売買のプラットフォームを提供するメルカリも典型的な「プラットフォーマー」と言える。

ギグ・エコノミー : 「ギグ(Gig)」とは、元々はジャズやロックなどで、普段は接点のないミュージシャン同士が音合わせを兼ねてその場限りの演奏をすることを意味するが、ここではそこから派生して「単発の仕事」という意味で使われている。例えば配車サービスのUberやフリーランサー仲介サービスのUpworkなど、インターネット上のプラットフォームを介し個人が一時的に雇用され、単発の仕事を請け負う働き方のことである。こうした「ギグ・ワーク」と呼ばれる新しい動き方は米国を中心に広がっており、これによって形成される経済圏がギグ・エコノミーである。

CtoCの勃興はこれまでBtoBやBtoCビジネスを展開してきた既存の企業に脅威を与える一方、自らがプラットフォーマーとなるなど、CtoC取引にビジネスチャンスを見出そうとしている企業もあろう。こうした中、政府はCtoC取引の・・・

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