2020年10月8日のニュース「高役員報酬企業の変動報酬比率は?CG改革を経た役員報酬の“今”」では、TOPIX100採用企業の「業務執行役員」の1人当たり報酬額、報酬構成(基本:賞与:株式)、変動報酬比率などについてお伝えしたが、今回は「非業務執行役員(*)」の報酬についての調査結果をお伝えする。
* 本稿における「非業務執行役員」とは、社外役員(社外取締役、社外監査役)および監査役とする。社内取締役にも非業務執行者は存在するが、有価証券報告書上は判別が困難であるため除外する。
TOPIX100採用企業が直近年度の有価証券報告書で開示した役員報酬の支給対象となった「社外役員」は785人で、単純平均による1人当たり報酬金額は1千7百万円となっている。なお、1社平均の人数は単純平均で8人弱となる(*)。
* 社外取締役と社外監査役を合計した人数であること、期中の退任者と新任者が共に含まれている点、留意いただきたい。
非業務執行役員に対する報酬構成(基本報酬、賞与、株式報酬、退職慰労金)別に金額を開示している企業数をまとめたのが下表である。・・・
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