日本企業の経営トップ(CEO)の報酬水準は欧米企業に比べると圧倒的に低いと言われているが、コーポレートガバナンス・コード(特に経営者報酬にインセンティブ付けを求める原則4―2や、現金報酬と自社株報酬との割合を適切に設定することを求める補充原則4-2①)の導入以降、一部の日本企業では、欧米企業を意識して業績連動性が高められるとともに、報酬水準が引上げられている。しかし、いまだ多くの日本企業にとって「欧米企業を意識した報酬水準の見直し」は非常に難易度の高いアジェンダとなっており、各社の報酬委員会・報酬委員会事務局も頭を悩ませている。
特に一筋縄では行かないのが、・・・
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