G20/OECDコーポレートガバナンス原則(以下、OECD原則)の改訂プロセスが大詰めを迎えている。同原則はOECD(経済協力開発機構)が策定し、金融・世界経済に関する首脳会合(G20)が承認するもので、良いコーポレートガバナンスが金融市場の安定、投資および経済成長に貢献するとの考え方の下、世界中の政策担当者、投資家、企業およびステークホルダー(利害関係者)のための国際的ベンチマークとなることを目的としている。
OECD原則は1999年に策定されて以来、2004年と2015年に改訂されており、現在、3回目の改訂が進められている。既に・・・
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