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パッシブおよびアクティブ国内運用機関の新たなESG課題は?

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は(2023年)3月10日、GPIFの運用機関が考える「重大なESG課題」の調査結果を公表した。本調査は運用対象・手法別(国内株式のパッシブ/アクティブ、海外株式のパッシブ/アクティブ、国内債券)に毎年実施されており、国内外の株式は今回で5回目、国内債権は3回目となる。国内株式運用機関が挙げるESG課題は、パッシブ運用では「議決権行使で問題視されるテーマ」、アクティブ運用では「投資チャンスになり得るテーマ」と考えることもできるだけに、上場会社としては・・・

パッシブ : 東証のTOPIXのような株価指数(インデックス)の値動きに連動する運用成果を目指し、株価指数を構成する銘柄をポートフォリオに組み入れるなどして、運用会社は定性的な判断を入れずに機械的に投資判断を行う運用手法のこと。パッシブとは「消極的な」という意味である。
アクティブ : パッシブ運用に対し、銘柄を選別し、魅力のある銘柄を購入する一方で、見劣りする銘柄を売却するなどして利益を得ようとする投資手法のこと。運用担当者(ファンド・マネージャー)が、株式市場や投資銘柄などを調査し、今後の動向を予測することでポートフォリオを決定する。市場の平均的な収益率をベンチマークとし、これを上回る運用成果を上げることを目標にすることが多い。

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