一般に、「取締役会の実効性評価」とは取締役会全体を評価することであり、個々の取締役を評価することではない。取締役会の実効性を高めるうえでは社外取締役の割合やダイバーシティも重要な要素となるが、実は取締役会を構成する個々の取締役が十分なパフォーマンスを発揮しているかどうかによって、取締役会全体の実効性も大きな影響を受けることになる。
取締役は1人で意思決定しない分、個々の取締役のパフォーマンスは取締役会全体としての意思決定の陰に隠れてしまいがちだ。例えば、・・・
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