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非IT企業の方が高リスク ランサムウェア感染企業が受けた被害の内容と被害前後の有報の変化から学ぶ教訓

2024年6月にKADOKAWA(東証プライム市場上場)がランサムウェアの被害にあってから2か月が経過した。同社の調査により、KADOKAWAの子会社のドワンゴが取引する一部のクリエイター・個人事業主・法人との契約書の流出や、ドワンゴがシステム開発などのサービスを提供している学校法人角川ドワンゴ学園(N中等部・N高等学校等を運営)の在校生・卒業生・保護者の一部の個人情報などの流出が判明。また、ドワンゴ全従業員(契約社員、派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む)の個人情報も流出した。合計すると25万人以上の個人情報が実際に流出し、さらにネットユーザーが流出情報を拡散して被害を拡大させるなど、異常事態となっている(2024年8月5日のKADOKAWAのリリースより)。


ランサムウェア : システムへのアクセス等を制限する不正プログラムで、システムの利用者に制限解除のための身代金を要求することを目的とする。感染ルートとしては、メールの添付ファイルを不用意にクリックしてしまったケースや、改ざんされたサイトに誤ってアクセスし、意図せずしてプログラムをダウンロードしてしまったケースなどがある。

ランサムウェアによる被害は個人情報流出だけに限られない。・・・

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