上場会社の注目を集めているコーポレートガバナンス・コードの最終案が今週金曜日(2014年12月12日)に公表される。この最終案はパブリック・コメントに付された後、寄せられた意見を踏まえ、必要があれば微修正を経て確定し、来年6月の株主総会から適用される。
12日の最終案の中で注目されるのが、「序文」だ。11月25日に公表された原案の段階では序文のところは空欄になっていたが(原案については2014年11月25日のニュース『独立社外取締役「2名以上」も「相当でない理由」の開示は不要に』参照)、12日の最終案ではここが埋まったものが出て来るだろう。
企業が押さえておきたいポイントが、コーポレートガバナンス・コードの「コンセプト」だ。すなわち、「コーポレートガバナンス・コードとは何か?」という点である。コーポレートガバナンス・コードは事実上の強制力を持つが、「法律」ではない。したがって、・・・
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