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アセットオーナー・プリンシプルが公表 「資金の出し手」に改革迫る

内閣官房に設置された「新しい資本主義実現本部」は(2024年)8月28日、「アセットオーナー・プリンシプル」を公表した。同プリンシプルは岸田内閣が掲げる「資産運用立国実現プラン」(2023年12月)、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2024年改訂版」(2024年6月)でも、今夏を目途に策定するとされていたもので、「新しい資本主義」の総仕上げとして、「資金の出し手」に改革を迫るものとなっている。


新しい資本主義 : 岸田総理が重要施策に掲げる「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとした資本主義のこと。

アセットオーナー・プリンシプルの対象は文字どおりアセットオーナーであり、具体的には、公的年金、共済組合、企業年金、保険会社、大学ファンド、さらには資産運用を行う学校法人などが該当するとしている。同プリンシプルはスチュワードシップ・コードやコーポレートガバナンス・コード同様、コンプライ・オア・エクスプレイン方式を採用しており、同プリンシプルを受け入れる場合でも、全ての原則を実施しなければならないわけではない。また、政府は・・・

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