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「投資者の目線とギャップのある事例」と好事例

東証が2024年11月21日に公表した「投資者の目線とギャップのある事例」(以下、ギャップのある事例)が上場会社の注目を集めている。ギャップのある事例は2023年3月に東証が要請した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、投資者からの最近のフィードバック等を踏まえて東証が認定したいわば“悪例”とも言える事例を取りまとめたもの。社名は分からないように加工してあるが、規制当局は「好事例」を紹介するケースが多いだけに、インパクトがある。

もっとも、単に「悪い」事例の羅列だけでは、具体的にどのように改善を図ればよいのかは見えにくいため、同時に公表された「投資者の視点を踏まえたポイント(改訂版)」で紹介している「好事例」と比較することが有効だ。そこで当フォーラムでは両文書を照合し、ギャップのある事例における投資家のコメントに対応している「好事例」を抽出してみたので、今後の開示において参考にされたい。・・・

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