既報のとおり、経済産業省の「『稼ぐ力』の強化に向けたコーポレートガバナンス研究会」(以下、研究会)は、これまで議論を重ねて来た「日本企業のコーポレートガバナンス改革の進め方」というテーマの成果物として「取締役会5原則」(以下、原則)および「稼ぐ力のCGガイダンス」(以下、ガイダンス)のドラフトを示している(2025年4月9日のニュース『“稼ぐ力”の強化に向け経産省が「取締役会5原則」および「稼ぐ力のCGガイダンス」公表へ』参照)。直近の2025年4月14日に開催された第8回会合でも原則、ガイダンスが議論され、4月中にも確定版が公表される見込みだが、このうちガイダンスにおいて注目される論点の一つが、取締役会実効性評価における「取締役の個人評価」だ(参考:2024年12月11日(水)より配信のWEBセミナー「取締役の個人評価に関する論点整理」)。・・・
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