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資本効率偏重に警鐘 経団連がコーポレートガバナンス改革に向け久々の本格的提言

コーポレートガバナンス・コードの改訂議論が進む中(2025年10月27日のニュース「CGコードの改訂に関する有識者会議がスタート、各論点への賛否状況は?」参照)、コーポレートガバナンス・コードの改訂に関する有識者会議 (以下、有識者会議)に委員(メンバー)を出す経団連が昨日(2025年12月8日)、「持続的な成長に向けたコーポレートガバナンスのあり方」と題する意見書を公表した。投資家との建設的な対話のあり方を訴えた「企業と投資家による建設的対話の促進に向けて」(2020年9月)からは5年ぶり、コーポレートガバナンス・コードの改訂を受けた「コーポレートガバナンス・コード改訂案及び投資家と企業の対話ガイドライン案への意見」(2018年4月)からは7年ぶりと、久々に経団連がコーポレートガバナンス改革について本格的に“物申す”形となった。

今回の経団連の提言は以下の5つの柱からなる。それぞれについてポイント、背景などを解説する。

目先の資本効率改善に囚われた縮み志向のマインドの転換
まず注目されるのが、・・・

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