印刷する 印刷する

経営者出身の社外取締役が少ない理由とその解決策

 今年(2015年)6月1日から実施される予定の「コーポーレートガバナンス・コード」における重要項目の1つが(2人以上の)社外取締役の選任だが、既に多くの上場企業が社外取締役を登用している。その一方で、「なかなか適切な社外取締役候補がいない」という話もよく耳にする。

 社外取締役として是非お勧めしたいのが、他企業の元経営者である。実際に経営を経験した者が他企業を客観的な目でモニタリングすることは、企業経営上極めて有益だと言える。また、経営者にかかる重圧は経営を経験した者でないと理解できないと言われるが、同じ経験をした先輩から様々なアドバイスが期待できるというのは、経営陣にとっても心強い限りだろう。

 ところが日本では、社外取締役候補としての元経営者の供給に問題がある。というのも、・・・

このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。

続きはこちら
まだログインがお済みでない場合はログイン画面に遷移します。
会員登録はこちらから