2020/12/03 見えて来たCGコード改訂の“柱”(会員限定)

周知のとおり、現在、金融庁の「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(以下、フォローアップ会議)ではコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の改訂議論が進められているが、12月8日に開催が見込まれる次回会合で、一部の論点について早くも“取りまとめ”が示される方向であることが当フォーラムの取材により判明した。

フォローアップ会議の主な検討項目としては以下のものが挙げられている。

「第20回(10月20日)フォローアップ会議でのご意見(概要)」14ページ
※「★」は“取りまとめ”に関係のある項目のみ当フォーラムがピックアップ
取締役会の機能発揮
★独立社外取締役の質・量の向上
★取締役及びその候補のダイバーシティ
資本コストを意識した経営
監査の信頼性の確保
グループガバナンスのあり方
株主総会関係・総会資料の早期提供、総会日程の分散、英文開示、議決権の電子行使・バーチャル株主総会
中長期的な持続可能性
★管理職等のダイバーシティ
特にコロナ後の企業の変革に向けた諸課題

今回の“取りまとめ”の対象になるとみられるのが「取締役会の構成」と「社内のダイバーシティ」だ。これらは当フォーラムが2020年11月19日のニュース「女性、外国人、中途採用者の管理職への登用状況等を数字で公表要求へ」で改訂CGコードに盛り込まれる方向である旨報じた ①取締役会の「3分の1以上」の独立社外取締役の選任を求める、②「女性」「外国人」「中途採用者」の管理職への登用等の目標・状況を自主的かつ測定可能な形で策定し公表する、という改訂内容を包含するだけに、①②とも改訂CGコードに盛り込まれることはほぼ確定と言ってよいだろう。

独立社外取締役 : 独立役員(一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役または社外監査役)として、独立役員届出書により東証に届けを出している社外取締役を指す。

ただし、“取りまとめ”の内容は、前回のフォローアップ会議(第20回:2020年11月18日開催)の論点ペーパー(「取締役会の機能発揮と多様性の確保」18~19ぺージ)も踏まえ、より詳細なものとなることが予想される。

「取締役会の機能発揮と多様性の確保」18~19ぺージ
第21回フォローアップ会議でご議論いただきたい事項(1)
取締役会の構成を中心とした機能発揮
→企業がコロナ後の諸課題を認識し変化を先取りした迅速・果断な意思決定を行うために、取締役会の構成についてどう考えるか
●コロナ後の企業の変革を先導するためには、従来以上に取締役会における適切な知識・経験・能力の組み合わせを実現すること等が重要と考えられる。多様な経営経験を有する経営人材の選任等、社外取締役の質の向上も含めた取締役会の構成についてどう考えるか。
●東証1部上場企業においては、独立社外取締役を3分の1以上選任する企業が過半数を超え、独立社外取締役の選任が日本企業にも定着しつつある。一方、諸外国では、独立社外取締役の過半数の選任を求める国が数多く存在。こうした状況も鑑み、独立社外取締役の更なる充実についてどう考えるか。
→最も重要な戦略的意思決定であるCEOの選解任や候補者選定プロセスについて、例えば独立社外取締役を委員の過半数とするなど指名委員会の役割・機能の充実を図ることをはじめ、取締役会の機能発揮に関してどう考えるか。

第21回フォローアップ会議でご議論いただきたい事項(2)
多様性の確保
→(取締役会の機能発揮と同様、)企業がコロナ後の諸課題を認識し変化を先取りした
迅速・果断な意思決定を行うためには、社内の多様性についてどう考えるか
●現コードでも示されているとおり、社内に異なる経験・技能・属性を反映した多様な視点や価値観が存在することは、会社の持続的な成長を確保する上での強みとなり得る。コロナ後の企業の変革を先導するため、取締役及びその候補であり中核人材である管理職におけるジェンダー・国際性・職歴等の多様性の確保についてどう考えるか。特に、女性・外国人・中途採用者の管理職への登用等、多様性の確保にとって重要な人材の登用について、自主的かつ測定可能な目標・状況の策定・公表を求めることについてどう考えるか
●社内全体としての多様性を確保するためには、多様な働き方やキャリア形成など、社内における人材育成や社内環境の整備が重要との指摘があるが、人材育成や社内環境の整備についてどう考えるか

「取締役会の構成」と「社内のダイバーシティ」に関する改訂CGコード案の早期取りまとめの背景には、新総理が目に見える成果を早く(できれば年内)上げたいという事情もありそうだ。実際、菅総理の所信表明演説や、(2020年)12月1日にとりまとめられたばかりの成長戦略実行計画ではこれらに言及している。

菅内閣総理大臣所信表明演説(2020年10月26日閣議決定) ※抜粋
五 新たな人の流れをつくる
中略
コーポレートガバナンス改革は、我が国企業の価値を高める鍵となるものです。更なる成長のため、女性、外国人、中途採用者の登用を促進し、多様性のある職場、しがらみにとらわれない経営の実現に向けて、改革を進めます。
成長戦略実行計画17ページ
7.コーポレートガバナンス
コーポレートガバナンス改革は、企業価値を高める鍵となる。引き続き、取締役会の機能発揮を促すとともに、女性、外国人、異なる企業で働いた経験のある者等による多様性確保を図るなどのため、コーポレートガバナンス・コードの見直しを図る。

菅総理の所信表明演説、成長戦略実行計画を見る限り、「取締役会の構成」と「社内のダイバーシティ」は、今回のCGコード改訂でもかなり重要性の高い論点として位置付けられていると言えそうだ。

2020/12/02 ESGファンドが「企業文化」に注目

コロナ禍の中、多くのESGファンドが相対的に良い投資成績をあげている。これには、リスク回避、セクター効果、ESGファンド自体の拡大など様々な要因が指摘されているが、それ以上に、コロナ禍を通じてESGファンドの視点に明確な変化が生じていることは注目に値する。

ESG : 「Environmental(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字を組み合わせたもので、近年、特にグローバル機関投資家の間で、企業の投資価値を測る評価項目としての地位を確立しつつある。
セクター効果 : セクター(業種)間に生じる価格の不均衡を利用し、そのウエイトを変更することで得られる効果のこと。

これまでのESGファンドでは、環境(E)やコーポレートガバナンス(G)が主役であり、社会(S)は“脇役”に過ぎなかった。しかし、コロナ禍は、企業に顧客との関係性やサプライチェーンのあり方を再考させ、そして何よりも従業員の働き方を問い直す機会となった(2020年8月7日のニュース「コロナ禍・コロナ後のESG投資で注目される領域」参照)。

コロナ禍によって多くの企業がテレワークに移行したが、テレワークと労働生産性の関係についての様々な研究によれば、おおむね今回のコロナ禍におけるテレワークは・・・

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2020/12/02 ESGファンドが「企業文化」に注目(会員限定)

コロナ禍の中、多くのESGファンドが相対的に良い投資成績をあげている。これには、リスク回避、セクター効果、ESGファンド自体の拡大など様々な要因が指摘されているが、それ以上に、コロナ禍を通じてESGファンドの視点に明確な変化が生じていることは注目に値する。

ESG : 「Environmental(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字を組み合わせたもので、近年、特にグローバル機関投資家の間で、企業の投資価値を測る評価項目としての地位を確立しつつある。
セクター効果 : セクター(業種)間に生じる価格の不均衡を利用し、そのウエイトを変更することで得られる効果のこと。

これまでのESGファンドでは、環境(E)やコーポレートガバナンス(G)が主役であり、社会(S)は“脇役”に過ぎなかった。しかし、コロナ禍は、企業に顧客との関係性やサプライチェーンのあり方を再考させ、そして何よりも従業員の働き方を問い直す機会となった(2020年8月7日のニュース「コロナ禍・コロナ後のESG投資で注目される領域」参照)。

コロナ禍によって多くの企業がテレワークに移行したが、テレワークと労働生産性の関係についての様々な研究によれば、おおむね今回のコロナ禍におけるテレワークは「労働生産性を落とした」と結論付けられている。言い換えれば、大部分の企業でテレワークは“失敗”に終わったということだ。

しかし、なかにはテレワークに移行しても従業員がモチベーションを維持し、労働生産性を落とさなかった、あるいはむしろ高めた企業も存在している。その差を生んだ原因には業種・職種やIT環境の違いもあるが、それ以上に「企業文化」が大きな影響を与えていると考えられている。ESGファンドは、テレワークにも柔軟に対応できる企業文化を持つ企業に、「S」の観点から注目している。こうした企業文化を持つ企業は、コロナ禍のようなリスクへの耐性があるという点でサステナビリティ(持続性)があると言えるからだ。テレワークへの対応は今後エンゲージメントのテーマにもなろう。

日本企業の中には、「全従業員が出社していないと団結力が落ちる」「リモートワークではクオリティの高い仕事はできない」と考えている経営陣がいまだに少なくない。特に“体育会系”と目される企業でその傾向が強い。こうした企業の経営陣は、従業員を1日も早くリモートワークから通常のオフィスワークに戻したいと考えている。足元で感染者数が増加していることからオフィスワークに回帰する動きも一旦止まっているが、欧米の大手製薬会社がワクチン開発に成功し、日本でも12月2日にはコロナワクチン接種を無料にする改正予防接種法が成立した。来年にはコロナ禍は収束に向かうとともに、オフィスワークが相当程度復活することが予想される。これに伴い、リモートワークで労働生産性を落とした企業もそれを回復するであろう。

しかし、テレワークは、オフィスの縮小に伴うコスト削減につながるだけでなく、優秀な人材を獲得するうえでの「労働条件」としても重要性を増しており(2020年6月11日のニュース「データが示すリモートワークの有用性」参照)、長期的に見れば、テレワークに移行する流れは今後も継続するものとみられる。こうした時代の変遷とともに、「出社しないと仕事にならない」という固定観念から脱却できない企業は、コロナ禍で「S」の重要性に気付いたESG投資家から次第に敬遠される可能性がある。今後オフィスワークが復活したとしても、コロナ禍における自社のテレワークを振り返って労働生産性を落とした原因を洗い出し、テレワークでも労働生産性を落とさない手法を模索するとともに、それを受け入れる企業文化を醸成する必要があろう。

2020/12/01 グラスルイスが2021年版助言方針公表 CGコードの改訂内容次第で見直しも

議決権行使助言会社大手のグラスルイスは(2020年)11月25日、2021年版の日本向け助言方針を公表した。例年この時期に英語版、年明けの1月か2月に日本語版をリリースするのが恒例となっていたが、今年は日本語版・英語版同時のリリースとなった。グラスルイスは今年1月に日本拠点を設置しており、今回の日本語版ガイドラインの早期リリースと併せて考えると、日本向けビジネスを強化しようというスタンスの現れと言えるかもしれない。

今回の方針の変更点は、・・・

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カテゴリー: ディスクロージャー&IR

2020/12/01 グラスルイスが2021年版助言方針公表 CGコードの改訂内容次第で見直しも(会員限定)

議決権行使助言会社大手のグラスルイスは(2020年)11月25日、2021年版の日本向け助言方針を公表した。例年この時期に英語版、年明けの1月か2月に日本語版をリリースするのが恒例となっていたが、今年は日本語版・英語版同時のリリースとなった。グラスルイスは今年1月に日本拠点を設置しており、今回の日本語版ガイドラインの早期リリースと併せて考えると、日本向けビジネスを強化しようというスタンスの現れと言えるかもしれない。

今回の方針の変更点は、下記の「政策保有株式に関する方針」の導入のみとなっている。本方針は昨年すでに発表され、1年の猶予期間を経て実施されるものであるため、特段のサプライズはない。なお、2022年以降に適用される新たな方針も今回は何もなかった。

2021年より、原則として、「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」の「貸借対照表計上額の合計額」が連結純資産と比較して10%以上の場合、会長(会長職が無い場合、社長等の経営トップ)に反対助言を行う。国際会計基準を 採用している企業の場合、資本合計と比較する。この方針に使用する情報は、前年度の有価証券報告書の数値を使用する。ただし、この方針に関連する直近の数値を開示している企業については、その最新の数値を使用して精査する。
しかしながら、基準値を超える政策保有株式を保有していると確認できる場合においても、明確な削減計画を開示し、さらに政策保有株式が減少していると確認できる場合や、株式の政策保有が事業戦略上、必要である旨の明確な開示があり、弊社が合理的だと判断できる場合は、反対助言を見送ることがある。

分子である「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」の「貸借対照表計上額の合計額」は、有価証券報告書の第一部【企業情報】第4【提出会社の状況】4コーポレートガバナンスの状況等(5)株式の保有状況に記載される金額(非上場株式、非上場株式以外の株式)、分母の「連結純資産」または「資本合計」は、同じく第一部【企業情報】第1【企業の概況】第1【主要な経営指標等の推移】(1)連結経営指標等の表内に記載される金額となる。

我が国上場企業の大部分は株主総会後に有価証券報告書を提出するため、グラスルイスは原則として「前年度の有価証券報告書の数値」を使うこととしているが、「直近の数値を開示」している場合は最新の数値を使うとしている。具体的には、①株主総会招集通知または事業報告書、②株主総会前に提出されたコーポレートガバナンス報告書、③株主総会前に提出された有価証券報告書、などが考えられる。いずれもグラスルイス、ひいては投資家の目につきやすいように記載することに加えて、②③については株主総会前の十分な時期(例えば3週間前程度)に提出することが必要となるだろう。

上記の方法により算出した値が10%以上ある場合、グラスルイスは「経営陣を資本市場のプレッシャーから守る」「経営側の説明責任の低下」「不十分な危機管理能力」「非効率的な自己資本管理政策」「敵対的買収の回避」などにつながるとして、会長などの選任議案に対し反対助言を行うことになる。一方でグラスルイスは、「反対助言を見送る」ケースとして以下を例示している。

①明確な削減計画を開示し、さらに政策保有株式が減少していると確認できる場合
②株式の政策保有が事業戦略上、必要である旨の明確な開示があり、弊社が合理的だと判断できる場合

ちなみに②については、昨年の公表時には「事業戦略上本当に必要である旨の明確な開示」とされていた。今回の基準で「本当に」という文言が外れたことで、開示内容次第で反対助言が覆る可能性が高まったとの見方もできる。少なくともグラスルイスとしては、企業側の説明を尊重して対話に臨む姿勢を示そうとしていると言えそうだ。

また、従来の同社の基準では、買収防衛策について以下のように定められていた。この場合の「過剰な株式保ち合い」が今回導入された「連結純資産と比較して10%以上」と同義なのかは定かではないが、買収防衛策を導入している場合は上記①②によって反対助言を見送られることが困難となるという点は想定しておくべきだろう。

買収防衛策を導入している企業が、さらに、過剰な株式持ち合いを行っていると判断した場合、経営陣による過度な防衛策の導入であると判断し、会長(会長職が存在しない場合、社長またはそれに準ずる役職の者)に対して、反対助言を行う。

なお、上述のとおり、2022年以降における助言方針改訂については特段コメントはなかったが、金融庁に設置されたスチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議で現在議論されているコーポレートガバナンス・コード(CGコード)改訂の方向性によっては、いくつかの助言方針が変更されることも考えられる。具体的には、例えば以下の内容が見直される可能性が高い。CGコード改訂時には助言方針も改めてチェックする必要があろう。

現行ガイドライン 改訂の方向性(例)
取締役会と監査役会の独立役員の合計人数の割合が、取締役と監査役の総人数の3分の1に満たない場合、責任追及という意味で、会長(会長職が存在しない場合、社長またはそれに準ずる役職の者)に対して、反対助言を行う。(監査役会設置会社) 独立社外取締役の人数が取締役の総人数の3分の1に満たない場合、反対助言を行う。
女性役員が1人もいない場合、ジェンダー・ダイバーシティ欠如の責任があると思われる取締役に反対助言を行う。この方針における女性役員とは、取締役と監査役に加え、指名委員会等設置会社における執行役を意味する。(東証一部・二部) 女性取締役が1人もいない場合、反対助言を行う。
会長職と社長職の分離が望ましいが、日本企業においては、会長職と社長/CEO職の兼任は、基本的に助言賛否に影響しない。 会長職と社長職が分離していない場合、反対助言を行う。

2020/11/30 【役員会 Good&Bad発言集】取締役会における審議の活性化

東証一部上場企業のKS社の取締役会では中期事業計画の草案を巡り議論を交わしている最中です。ある取締役による「ところで、この議論は報告事項なのでしょうか、それとも決議事項なのでしょうか。」との質問をきっかけに、次の3人が発言をしました。誰の発言がGood発言でしょうか?

取締役A:「何かを決定したわけではないので、報告事項だと考えます。」

取締役B:「中期事業計画の草案の修正を依頼した箇所が数か所ありました。いままで、当社の取締役会では報告事項か決議事項の2種類しかなかったので、中期事業計画の草案の修正を決議したと考えれば、決議事項にあたるのではないでしょうか。」

取締役C:「報告事項でも決議事項でもない事項、呼び方は何でもいいですが、たとえば協議事項というくくりの議題があってもよいのではないでしょうか。その方が取締役会での審議の活性化につながると思います。」

取締役D:「取締役会での審議の活性化に関連して、役員の座る席の並びについて提案させてください。議長である代表取締役がいわゆるお誕生日席、社内取締役が通路側、社外取締役と監査役が窓側に固まって座る慣習をやめませんか。ランダムに着席してもいいですし、社外役員と社内役員が交互に座るのも一案かと思います。ついでに机は長テーブルではなく円卓にしませんか。」

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2020/11/30 2020年11月度チェックテスト

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【問題1】

経理財務のようなスペシャリスト業務はローテーションが不能であり、人事の固定化を回避するすべがない。


正しい
間違い
【問題2】

譲渡制限付株式報酬とストック・オプションを比較すると、譲渡制限付株式報酬の方がインセンティブ効果が高いと言える。


正しい
間違い
【問題3】

社外取締役の人選に動く前に、まず経営陣は自社の取締役会の役割について議論するべきである。


正しい
間違い
【問題4】

2021年3月1日から上場会社が取締役に報酬として株式を無償で交付できるようになる。


正しい
間違い
【問題5】

取締役会が代表取締役に報酬の個別配分額の決定権限を委任している会社では、会社法改正に伴い、報酬の個別配分額の決定権限が適切に行使されるようにするための措置を講じることを義務付けられるようになる。


正しい
間違い
【問題6】

上場企業がランサムウェアの被害にあった場合には、警察への届け出と被害の公表および身代金の迅速な支払いが必須となる。


正しい
間違い
【問題7】

独立社外取締役を「3分の1以上」選任している東証一部上場会社は58.7%と、6割に迫っている。


正しい
間違い
【問題8】

東京証券取引所の調査結果によると、「筆頭独立社外取締役」について定める補充原則4-8②のコンプライ率は92.1%であることから、東証本則市場上場企業のうち92.1%の企業が「筆頭独立社外取締役」を選任済みと言える。


正しい
間違い
【問題9】

自社株対価M&Aは現行法令上も実施可能である。


正しい
間違い
【問題10】

抗生物質をESGのテーマに加えようという動きがある。


正しい
間違い

2020/11/30 2020年11月度チェックテスト第10問解答画面(不正解)

不正解です。
三井住友トラスト・グループ、アムンディ、リーガル&ジェネラル、アビバ・インベスターズ、ノーザン・トラスト・アセット・マネジメントなど大手機関投資家が、薬剤耐性の拡大を防ぐべく、議決権行使および株主提案等を通じて抗生物質の使用削減を企業に訴えかけることを表明しました(問題文は正しいです)。

こちらの記事で再確認!
2020年11月26日 コロナ禍で浮上した新たなESGのテーマ(会員限定)

2020/11/30 2020年11月度チェックテスト第10問解答画面(正解)

正解です。
三井住友トラスト・グループ、アムンディ、リーガル&ジェネラル、アビバ・インベスターズ、ノーザン・トラスト・アセット・マネジメントなど大手機関投資家が、薬剤耐性の拡大を防ぐべく、議決権行使および株主提案等を通じて抗生物質の使用削減を企業に訴えかけることを表明しました(問題文は正しいです)。

こちらの記事で再確認!
2020年11月26日 コロナ禍で浮上した新たなESGのテーマ(会員限定)

2020/11/30 2020年11月度チェックテスト第9問解答画面(不正解)

不正解です。
自社株対価M&Aは現行法令上も実施可能です(問題文は正しいです)。もっとも、自社株対価M&Aを実行するうえでネックとなる会社法上の規制(有利発行規制、現物出資規制など)と税負担(被買収会社の株主に生じる(被買収会社株式の譲渡に伴う)譲渡益課税)という問題をクリアするためには、産業競争力強化法に基づく「特別事業再編計画」を作成し、当該計画について所管の主務大臣の認定を受け、「認定特別事業再編事業者」となる必要があり、この認定を受けることは企業にとってかなりの手間となるため、現状、産業競争力強化法を活用して自社株対価TOBを行った企業は極めて少数にとどまっています。

こちらの記事で再確認!
2020年11月25日 キャッシュ使わないベンチャー企業買収が容易になる可能性(会員限定)