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“No.1広告”に潜む闇

利用者満足度や売上・品質などが「No.1」「日本一」「第一位」であることを強調するいわゆる“No.1広告”(「No.1表示」とも言う)と呼ばれるPR手法は、誰もが一度は目にしたことがあろう。No.1広告は金メダルを連想させるデザインで目立つ場所に配置されることも多く、消費者の信頼度を高め、購買意欲を促進させる効果があるとされている。そのため、自社の製商品・サービス(以下、商品等)のPRにNo.1広告を多用する企業(広告主)も少なくない。また、このような企業向けに“No.1広告ありき”の作為的な調査を請け負うマーケティング調査会社も多数存在する。

No.1広告は、それが示す商品等の内容の優良性や取引条件の有利性が真実である限り消費者にとって有益と言えるが、仮に合理的な根拠に基づかず、事実と異なる情報によって、実際の商品等やライバル企業の商品等よりも著しく優良または有利であると消費者に誤認させているとすれば、・・・

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