ディスクロージャー&IR

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  • 2024年10月29日社外取締役による対話への関与進まず

    2024年10月17日のニュース『もう一つの東証要請「株主との対話の推進と開示」の現状』でお伝えしたとおり、東証が要請している「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を開示しているプライム市場上場企業は8割を … 続きを読む

  • 2024年10月10日スコープ1~3の合計値の開示は不要に

    周知のとおり、温室効果ガス(二酸化炭素等)の排出量には、スコープ(Scope)1・2・3の3種類がある。スコープ1とは「事業者自らによる温室効果ガスの直接排出量」、スコープ2とは「他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に … 続きを読む

  • 2024年09月26日存在感を増すSASBスタンダード

    当フォーラムでもしばしば取り上げてきたSASBスタンダードとは(例えば2021年6月22日のニュース「サステナビリティ開示の将来像」参照)、米国の非営利団体であるSustainability Accounting Sta … 続きを読む

  • 2024年06月11日上場子会社のCMS利用への批判を封じるには?

    親子上場に関する論点として、しばしばCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)が批判の対象となる。CMSはグループ内の資金を一元管理することで、資金運用の効率化やコストの圧縮を図ることができるという優れた仕組みだが、上 … 続きを読む

  • 2024年04月04日グループ経営に関する情報開示のポイント

    東証は2023年12月にコーポレートガバナンス報告書の記載要領を改訂し、上場会社に「少数株主保護及びグループ経営に関する情報開示の充実」を求めたところだ。対象は「親子関係にある上場会社や 持分法 適用関係にある上場会社」 … 続きを読む

  • 2024年03月26日有報の記述情報開示の充実に欠かせないツール

    周知のとおり、有価証券報告書の記載内容を定める開示府令がこの数年改正を繰り返しており、コーポレートガバナンスの状況、事業等のリスク、MD&A、気候変動関連情報や人的資本など「サステナビリティに関する考え方及び取組」(以下 … 続きを読む

  • 2024年02月09日SSBJ基準の適用対象企業が大幅に減少

    2023年3月期の有価証券報告書には「サステナビリティに関する考え方及び取組」欄が新設され、サステナビリティに関する開示が義務化されたものの、未だにサステナビリティに関する開示基準は存在しない。こうした中、サステナビリテ … 続きを読む

  • 2023年12月15日上場会社が目標とすべき投資単位

    来年(2024年)1月から新しいNISA(新型少額投資非課税制度)がスタートし、若い世代の長期投資へのニーズが高まることが期待されている。こうした中、上場会社がすぐにでも取り組むべき課題が・・・ 新しいNISA : 要件 … 続きを読む

  • 2023年09月27日新四半期決算短信、1Q・3Qで増す“負担”の内容

    第1四半期(以下、1Q)と第3四半期(以下、3Q)の四半期報告書の廃止を盛り込んだ金融商品取引法(以下、金商法)改正法案が未成立のまま通常国会は6月に閉会したが、東証は同法案が今秋の臨時国会で可決されることを前提に「四半 … 続きを読む

  • 2023年09月15日英文開示の優先度とタイミング

    2023年9月11日のニュース「海外投資家が日本株に注目する本当の理由」でお伝えしたとおり、欧米を中心とした海外機関投資家の資金が日本の株式市場に流入している。低PBRの企業をはじめとする上場企業が、千載一遇とも言える好 … 続きを読む

  • 2023年09月08日東証の新たな要請と好対応事例

    2023年9月4日のニュース「資本コスト経営、PBR水準にかかわらず対応を要請することを改めて周知」でお伝えしたとおり、8月29日に開催された東証の「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」第11回会合では、PBRの … 続きを読む

  • 2023年07月18日CG報告書の改訂記載要領への対応状況と好事例

    既報のとおり、東証は2023年3月31日付で公表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」および「株主との対話の推進と開示について」を踏まえ、2023年4月版のコーポレートガバナンス報告書の記載要領 … 続きを読む

  • 2023年07月12日グループ内の「重要な契約」も一部開示対象

    既報のとおり、金融庁は2023年6月30日、有価証券報告書等に記載する「重要な契約」に係る改正開示府令案のパブリックコメントを開始したが(2023年7月10日のニュース『ガバナンス上の「重要な契約」に係る改正開示府令案が … 続きを読む

  • 2023年07月07日新たな四半期決算短信の信頼性は事実上3段階に

    第1四半期と第3四半期の四半期報告書の廃止を盛り込んだ金融商品取引法改正法案が未成立のまま通常国会は先月(2023年6月)閉会したが、東証は同法案が今秋の臨時国会で可決されることを前提に四半期決算短信における開示内容の検 … 続きを読む

  • 2023年06月29日新たな四半期決算短信と同調圧力

    既報のとおり、四半期報告書の廃止後、第1四半期と第3四半期の開示が東証の四半期決算短信に一本化されることを受け、東証は2023年6月6日、「四半期開示の見直しに関する実務検討会」を設置することを明らかにしたが(2023年 … 続きを読む

  • 2023年04月25日「株主との対話」を開示することが招くリスク

    東証が先月(2023年3月)31日に上場会社に対して通知した要請「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応等に関するお願いについて」が企業をショートターミズムに陥らせる可能性があるのではないかとの懸念が広がってい … 続きを読む

  • 2023年03月02日議決権行使助言会社を巡る問題への“現実解”

    イーロン・マスク氏は1月14日、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合は ログイン画面に遷移します。

  • 2023年02月27日「開示」は企業の気候変動対応を促進するか

    企業は、温室効果ガスの排出量削減をはじめとする気候変動への対応を迫られているが、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合は ログイン画面に遷 … 続きを読む

  • 2023年02月10日人的資本情報開示は「先ず隗より始めよ」

    1月31日に公布された改正開示府令で義務化された人的資本情報が、企業・投資家・コンサルタントそれぞれにおいて“ブーム”になっている。 〇改正開示府令公布後のニュースは下記参照 2023年2月9日「改正開示府令、開示の要求 … 続きを読む

  • 2023年02月09日改正開示府令、開示の要求レベルに濃淡

    2023年2月7日のニュース「改正開示府令対応におけるリスク」で既報のとおり、2023年1月31日に公布された「サステナビリティに関する企業の取組みの開示」「コーポレートガバナンスに関する開示」などを盛り込んだ改正開示府 … 続きを読む

  • 2023年02月07日改正開示府令対応におけるリスク

    既報のとおり、金融庁は2023年1月31日、「サステナビリティに関する企業の取組みの開示」「コーポレートガバナンスに関する開示」などを盛り込んだ改正開示府令案を確定し、公布・施行したが(2023年2月2日のニュース『速報 … 続きを読む

  • 2023年01月19日変貌するESG投資の概念

    2022年は近年急成長してきたESG投資の発展形と言われる「インパクト投資」に関する議論が深まった1年であったと言えるが(ESG投資とインパクト投資の違いについては2019年2月18日のニュース「インパクト投資とESG投 … 続きを読む

  • 2022年12月16日人的資本開示における投資家の関心事

    2023年3月31日以後に終了する事業年度の有価証券報告書から人的資本情報の開示が義務化されるが(2022年12月5日のニュース『「人的資本、多様性に関する開示」を巡る誤解』参照))、足下の企業の状況を見ると、どこも苦労 … 続きを読む

  • 2022年12月05日「人的資本、多様性に関する開示」を巡る誤解

    既報のとおり、(2022年)11月7日に公表された開示府令の改正案では、「サステナビリティに関する企業の取組みの開示」における「人的資本、多様性に関する開示」項目の一つとして、下記の記載が求められている(2022年11月 … 続きを読む

  • 2022年11月18日改正開示府令における気候変動開示の位置付け

    サステナビリティ開示というと、真っ先に思い浮かぶのが「気候変動」だろう。金融庁が(2022年)11月7日に公表した改正開示府令案の目玉はサステナビリティ開示だが、改正開示府令案自体には「気候変動」という言葉は見当たらない … 続きを読む

  • 2022年11月07日気候変動情報、一律の開示は見送り

    金融庁は(2022年)11月7日、開示府令の改正案を公表した。これは、2022年6月に金融庁に設置された金融審議会・ディスクロージャーワーキング・グループ(以下、DWG)が公表した報告書で、「サステナビリティに関する企業 … 続きを読む

  • 2022年10月21日適時開示を巡る投資家と企業の期待ギャップ

    (2022年)10月5日に再開した金融庁の金融審議会・ディスクロージャーワーキング・グループ(以下、DWG)では、四半期報告書の廃止などとともに、四半期決算短信のあり方も検討のテーマとなっているが、既報のとおり、四半期決 … 続きを読む

  • 2022年10月07日非財務開示ルールが3種類に?

    企業に複数の異なる非財務開示ルールが適用される恐れが出て来た。・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合は ログイン画面に遷移します。

  • 2022年09月28日気候変動リスクの「財務情報」への反映

    気候変動リスクというと、「非財務情報」の典型のように捉えられているのが現状だろう。実際、直近の有価証券報告書における気候変動リスクに関する開示は、いわゆる非財務情報と呼ばれる【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】【事 … 続きを読む

  • 2022年09月12日非財務情報開示のルール化、今後の流れ

    当フォーラムが新聞等に先駆けて報じていたとおり、2023年3月期に係る有価証券報告書から、気候変動対応、人的資本投資などの非財務情報の開示が義務付けられることが確実となっており(2022年5月17日のニュース「男性の育休 … 続きを読む

  • 2022年08月03日デジタル化推進とネットが使えない株主への配慮

    株主や投資家に対する情報提供充実化の要請から、企業の開示書類は厚くなる一方となっている。こうした中、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合 … 続きを読む

  • 2022年08月02日スキル・マトリックス、2年目の実態

    2021年6月のコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の改訂からスキル・マトリックスの開示が始まり、2年目を迎えた。しかし、本年6月総会の事業報告等を見る限り、CGコードの趣旨に沿ってスキル・マトリックスを作 … 続きを読む

  • 2022年07月25日気候変動情報開示義務化で懸念される弊害

    有価証券報告書での気候変動情報の開示義務化に向け、金融庁・金融審議会のディスクロージャーワーキング・グループで議論が進んでいるが(2022年6月13日に公表された「ディスクロージャーワーキング・グループ報告-中長期的な企 … 続きを読む

  • 2022年07月12日日本に影響も 米国で揺らぐESG投資

    近年急速に拡大してきたESG投資だが、このところESGファンドに対して懐疑的な目も向けられている。・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合は … 続きを読む

  • 2022年07月07日株主提案、目に付くCGコードの引用

    2022年6月定時株主総会では前年の・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合は ログイン画面に遷移します。

  • 2022年06月07日DWG報告案、企業の負担増に配慮の跡

    2022年5月17日のニュース「男性の育休取得率、女性管理職比率も開示義務化へ 英文開示の義務化は見送り」でお伝えしていたとおり、金融庁の金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(以下、DWG)は5月23日、 … 続きを読む

  • 2022年05月23日役員報酬の適時開示の充実化傾向と今後の課題

    2022年6月の定時株主総会に向け、各社が新しい役員報酬制度導入の適時開示を進めている。適時開示は、株主・投資家の投資判断に影響する重要事項を適時・適切に開示することを求める東証のルールに基づくものだが、その内容や適時開 … 続きを読む

  • 2022年05月18日第2四半期開示の行方

    昨日のニュース「男性の育休取得率、女性管理職比率も開示義務化へ 英文開示の義務化は見送り」では、金融庁・金融審議会のディスクロージャーワーキング・グループ(以下、DWG)が来週月曜日(5月23日)午前中に開催される会合で … 続きを読む

  • 2022年04月15日「ウクライナ関連リスク」の先行開示事例

    四半期報告書の廃止については当フォーラムが新聞報道等の1か月以上前から報じてきたところだが(下記のニュース一覧参照)、その中で、四半期報告書の廃止に伴い四半期決算短信における「リスク情報」の開示が強化される可能性が浮上し … 続きを読む

  • 2022年04月12日四半期報告書の廃止が事実上決定

    昨日のニュース「四半期開示のあり方、4月18日のディスクロージャーワーキング・グループで方向性」でお伝えしたとおり、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインが … 続きを読む

  • 2022年04月08日ESG評価機関等に行動規範の策定検討

    ESGの評価機関・データ提供機関に対する企業側の不満の声が高まっている。 本来、投資は自己の資金を中長期的に極大化する対象(ここでは日本株)に対して行われる。近年、その投資において、社会的インパクトやESGといった要素の … 続きを読む

  • 2022年04月07日コロナ開示のNG事例と改善策

    蔓延防止法の適用が全国的に解除され、コロナ禍は落ち着きを見せつつあるとはいえ、上海ではロックダウンが実施され、英国では先月(3月)新規感染者が1週間で100万人増加、日本では4回目のワクチンの準備が進むなど、いまだ先行き … 続きを読む

  • 2022年04月06日日本企業向けの「ダイバーシティ基準」の将来

    既報のとおり、議決権行使助言会社のISSは2023年2月からジェンダー・ダイバーシティ基準を導入し、株主総会後の取締役会に女性取締役が1人もいない場合には、経営トップである取締役(社長、会長)の選任議案に対して反対を推奨 … 続きを読む

  • 2022年04月05日米国で化石燃料事業関連の取引停止求め株主提案

    ロシアのウクライナ侵攻がESG投資を揺るがせている。既報のとおり、「サステナビリティ」の観点から一部の軍需産業への投資が再開され、気候変動の最大の原因とされてきた化石燃料の一つである天然ガスと、核廃棄物の処分という現状で … 続きを読む

  • 2022年03月30日人的資本開示にもTCFD

    周知のとおり、金融庁・金融審議会のディスクロージャーワーキング・グループでは人的資本への投資に関する開示について議論が進んでおり、近い将来、有価証券報告書において人的資本に関する新たな開示が義務化される予定となっている。 … 続きを読む

  • 2022年03月29日四半期報告書がなくなった場合に予想される変化

    既報のとおり、金融庁・金融審議会に設置されたディスクロージャーワーキング・グループでは四半期報告書の廃止がテーマの一つに挙がっているが(2022年3月8日のニュース「続報・四半期報告書の行方」参照)、企業にとって、このテ … 続きを読む

  • 2022年03月22日CG報告書の記載内容に対する運用機関の期待

    年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2022年3月15日、『GPIFの国内株式運用機関が選ぶ「優れたコーポレート・ガバナンス報告書」』と題する調査結果を公表した。本調査はGPIFが国内株式の運用を委託している運用 … 続きを読む

  • 2022年03月17日立会時間終了前の決算発表実現を支える「考え方」

    多くの上場会社では、取締役会で決算短信の承認決議をしてもすぐに決算発表をすることはせず、「場」(*)が引けてから決算発表を行うのが通例となっている。これは、立会時間中に決算発表を行うと株価が乱高下しかねないからだ。しかし … 続きを読む

  • 2022年03月14日男女の賃金格差開示、中小子会社も対象へ

    既報のとおり、「男女の賃金格差」が有価証券報告書の開示項目となることは既定路線となっており(2022年1月24日のニュース「岸田総理が「有価証券報告書」における男女別賃金の開示を明言」参照)、企業側の関心は既に“開示の仕 … 続きを読む

  • 2022年03月09日TCFD開示のレベル

    周知のとおり、コーポレートガバナンス・コード補充原則3-1③が求める「TCFDまたは同等の枠組みに基づく開示」はプライム市場上場会社に限定して適用されるものであり、2022年4月4日の新市場区分移行後に開催される最初の株 … 続きを読む

  • 2022年03月08日続報・四半期報告書の行方

    既報の通り、岸田総理が打ち出している四半期開示の見直しについて、金融庁に設置された金融審議会のディスクロージャーワーキング・グループ(以下、DWG)ではメンバーから否定的な意見・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登 … 続きを読む

  • 2022年03月03日米国でESG投資が加速している理由

    世界中でESG投資が広がる中、その中心を担ってきたのが欧州だ。・・・ ESG投資 : 「Environmental(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」に優れた企業を選別して行う投資のこと … 続きを読む

  • 2022年02月18日変化する証券アナリストと監査法人の関係

    証券アナリストと監査法人はいずれも資本市場を支える重要なプレイヤーだが、個別企業を巡って両者が実務上の接点を持つことはなく、証券アナリストが監査法人の監査報告書を利用するだけの関係に過ぎない。なぜなら、監査法人の方が情報 … 続きを読む

  • 2022年01月18日男女別の賃金開示、復活の可能性

    昨日(2022年1月17日)招集された通常国会の冒頭で、岸田総理は今年の政府の基本方針や政策を示す「施政方針演説」を行ったが、新型コロナ対応などともに「新しい資本主義」という項目が立てられている。その中で注目されるのが、 … 続きを読む

  • 2022年01月13日現行の開示制度の下で求められる気候変動開示

    既報のとおり、2021年9月以降、金融庁の金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」では、気候変動への対応をはじめとするサステナビリティに関する開示を有価証券報告書で求めるべく議論を進めている(ディスクロージャ … 続きを読む

  • 2021年12月08日変わる「投資家にとって魅力の高い会社」の定義

    投資家にとって魅力のある会社は、産業の盛衰など時代の変化とともに移り変わってきた。その定義は一律ではないが、一つの考え方を示すのが、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 … 続きを読む

  • 2021年10月22日有報の総会前提出、会社側の本音は?

    株主総会議案への賛否を検討するうえでの参考資料とするため、投資家の間ではかねてから有価証券報告書(有報)の総会前提出を求める声があるが、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます … 続きを読む

  • 2021年10月05日有価証券報告書における気候変動開示の論点

    金融庁の金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」では現在、有価証券報告書で開示を義務付ける非財務情報について検討を重ねている(現時点で公表されている第1回会合の資料はこちら、第2回会合の資料はこちら)。主な検 … 続きを読む

  • 2021年09月28日気候変動など非財務の「開示基準」の行方

    「気候変動」や「人的資本や知的財産への投資」など非財務情報の有価証券報告書での開示が義務化される方向であることは既報のとおりだが(2021年6月25日のニュース「気候変動、有価証券報告書での開示義務化へ」参照)、気になる … 続きを読む

  • 2021年09月21日サステナビリティ委員会は設立すべきか

    2021年6月に改訂されたコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)には、サステナビリティに関する新たな内容が多く盛り込まれた。その代表的なものが補充原則2-3①であり、取締役会がサステナビリティを巡る課題に対し … 続きを読む

  • 2021年09月17日海外展開していない企業にも迫られるIFRS適用

    最近、日本を代表する企業2社がIFRS(国際会計基準)の採用に踏み切った。トヨタ自動車とソニーグループだ。両社とも従来の米国会計基準に替えてIFRSの任意適用を開始している(トヨタ自動車は2021年3月期第1四半期から、 … 続きを読む

  • 2021年09月14日KAMが一つもないと判断された理由

    周知のとおり、会計監査人(監査法人等)は、2021年3月期の有価証券報告書に対する監査から、会計監査上の主要な検討事項である「KAM」を監査報告書に記載することが義務付けられている。KAMとは、会計監査人が当年度の財務諸 … 続きを読む

  • 2021年08月23日収益認識会計基準の適用による「利益」への影響

    周知のとおり、2021年4月1日開始事業年度から「収益認識に関する会計基準」(以下、収益認識会計基準)の適用が開始、3月決算会社は既に同会計基準が適用された第1四半期報告書を提出している(収益認識会計基準についての解説は … 続きを読む

  • 2021年08月04日適時開示の慣習が変わる可能性

    東証は2021年5月18日に『「市場機能強化に向けた検討ワーキンググループ」の設置について』と題するリリースを公表している。ワーキンググループは証券会社、機関投資家、信託銀行、データベンダー、システムベンダーにより構成さ … 続きを読む

  • 2021年06月25日気候変動、有価証券報告書での開示義務化へ

    今般のコーポレートガバナンス・コードの改訂で・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合は ログイン画面に遷移します。

  • 2021年06月22日サステナビリティ開示の将来像

    今般のコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の改訂により新設された補充原則3-1③が、プライム市場上場会社に対し、気候変動が自社の事業活動などに与える影響をTCFD等に基づき開示することを求めたことで(202 … 続きを読む

  • 2021年05月26日当面のCG報告書の提出時期と内容

    改訂コーポレートガバナンス・コード(以下、改訂CGコード)へのパブリックコメントの募集は(2021年)5月7日をもって締め切られ、今後は早ければ今月末、遅くとも6月上旬には“確定版”が公表・施行されるとともに、改訂CGコ … 続きを読む

  • 2021年04月23日“サステナビリティ基本方針”策定のヒント

    東証が現在パブリックコメントを実施中(2021年4月7日〜5月7日)のコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の改訂案において新設された補充原則4-2②の前段部分では、以下のとおり、取締役会に対し「サステナビリ … 続きを読む

  • 2021年04月02日改訂対話ガイドラインの位置付け

    (2021年)3月31日に開催された金融庁「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(以下、フォローアップ会議)にはコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の改訂案とと … 続きを読む

  • 2021年03月17日「スキル・マトリックス」作成の現状と留意点

    一橋大学大学院 経営管理研究科 准教授 金融庁「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」メンバー 円谷 昭一 東京証券取引所が市場区分の見直しを進めている。具体的には、現行の市場 … 続きを読む

  • 2021年03月05日独機関投資家、「反対率」最多は日本企業

    近年、日本のコーポレートガバナンスは大きく改善し、グローバル水準に近付いていると評する声もある。しかし、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない … 続きを読む

  • 2021年02月12日株式引受権は自己資本比率の算定に加算せず

    改正会社法が2021年3月1日から施行されるが(改正の全体像は【2020年12月の課題】改正会社法・政省令の施行に向けた企業の対応 を参照)、これに伴い有価証券報告書(以下、有報)の開示内容を定める開示府令も一部改正され … 続きを読む

  • 2021年02月05日英文開示の現状と“義務化”への対応

    金融庁の「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」で、プライム市場上場会社に対し「上場規則」により英文開示を義務付けるべきとの意見が出ていることは2020年12月14日のニュース … 続きを読む

  • 2021年02月01日「リモート棚卸立会」への備え

    2020年3月期決算は、コロナ禍の中での決算・監査手続きを余儀なくされた。昨年4月の緊急事態宣言以降は、多くの企業・監査法人で、出社人数を極力減らすといった対応がとられたが、それでも一定程度の人員を出社させざるを得なかっ … 続きを読む

  • 2021年01月20日高まる「ダブル・マテリアリティ」の開示圧力

    機関投資家の間で「マテリアリティ」の開示を求める声が高まっているが(2020年2月10日のニュース『自社の「マテリアリティ」特定プロセスにおいて意識したい機関投資家の目線』参照)、今後は「ダブル・マテリアリティ」が非財務 … 続きを読む

  • 2021年01月13日IFRSで「のれん」の償却再導入も

    日本企業の時価総額トップに君臨するトヨタ自動車がIFRS(国際会計基準)の適用に踏み切る(2021年3月期〜)など、IFRS適用企業は「時価総額」ベースでは既に全上場企業の40%を突破している。ただ、「企業数」で見ると、 … 続きを読む

  • 2020年12月03日見えて来たCGコード改訂の“柱”

    周知のとおり、現在、金融庁の「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(以下、フォローアップ会議)ではコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の改訂議論が進められている … 続きを読む

  • 2020年12月02日ESGファンドが「企業文化」に注目

    コロナ禍の中、多くのESGファンドが相対的に良い投資成績をあげている。これには、リスク回避、セクター効果、ESGファンド自体の拡大など様々な要因が指摘されているが、それ以上に、コロナ禍を通じてESGファンドの視点に明確な … 続きを読む

  • 2020年11月26日コロナ禍で浮上した新たなESGのテーマ

    化石燃料、プラスチックゴミ、ファストファッション、情報漏洩、さらにはアルコール飲料に至るまで、これまで多くのモノや事象がESG投資を標榜する機関投資家によって(特にEおよびSの観点から)問題視され、時にはダインベスト(投 … 続きを読む

  • 2020年11月13日会社法改正に伴う有報開示の変更点

    周知のとおり、改正会社法が来年(2021年)3月1日から施行されるが、これに伴い、有価証券報告書(以下、有報)の開示内容も一部変更される(具体的には、金融庁が(2020年)11月6日に公表した「会社法の一部を改正する法律 … 続きを読む

  • 2020年11月04日野村AM 取締役会のモニタリングボード化を期待

    野村アセットマネジメントは(2020年)11月1日、「日本企業に対する議決権行使基準」を改定し、公表した。多くの国内機関投資家は6月の株主総会シーズンが近付いた時期に議決権行使基準(以下、基準)を改定するが、野村アセット … 続きを読む

  • 2020年10月22日「女性役員比率」に対する投資家の本音

    今月(2020年10月)20日から再開した金融庁の「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」では、東証が新設するプライム市場への上場会社に対して課される「より高い水準」のコーポレ … 続きを読む

  • 2020年09月16日KAMが監査役等に与える影響

    周知のとおり、2021年3月期の金商法の監査報告書から、監査上の主要な検討事項(KAM:Key Audit Matters)の記載が求められる(2020年3月期からの早期適用が可能。早期適用の開示状況は2020年7月2日 … 続きを読む

  • 2020年09月11日経済界が投資家との対話に本腰

    かつて日本の経済界は投資家との対話には消極的だったと言えるが、この流れはここ数年で大きく変わりつつある。そのきっかけの一つとなったのは、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます … 続きを読む

  • 2020年07月27日取締役任期、TOPIX100企業でも「2年」維持多数

    TOPIX100採用企業の2020年6月・定時株主総会(以下、株主総会)における議決権行使結果のレポート第五弾では、定款一部変更議案を取り上げる。・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みい … 続きを読む

  • 2020年07月08日業績予想を示せない企業が取り組むべき開示

    東京都内における新型コロナウイルスへの感染者数が連日100人を超え、第二波の到来と経済への悪影響が懸念されている。現在の状況を踏まえ一層明確になったのは、コロナ禍は容易には収束しないということだ。コロナ禍というものが日本 … 続きを読む

  • 2020年06月22日四半期、通期の決算短信は取締役会で承認すべきか

    今年の株主総会では、コロナ禍による決算作業の遅れにより、計算書類の承認を継続会に持ち越す、あるいは株主総会そのものを延期する企業が相次いでいるが、今回のような不測の事態に備えるためには、社内の決算の承認手続もできる限り簡 … 続きを読む

  • 2020年06月08日コロナ禍において投資家が企業に期待する開示

    いまだ収束したとは言えないどころか“第二波”到来への警戒感も高まっている新型コロナウイルス感染症により、多くの企業が不確実な経営環境に置かれている。投資家の立場に立てば、今こそ経営者の視点から投資判断に資すると考えられる … 続きを読む

  • 2020年05月25日経産省 事実上、株主総会「欠席」を要請

    経済産業省は5月22日、「株主の皆様へのお願い -定時株主総会における感染拡大防止策について-」と題するリリースを公表、その中で、株主に対し事実上、株主総会を欠席することを要請した。 経済産業省が株主に向けて示したメッセ … 続きを読む

  • 2020年05月19日コロナ禍における機関投資家の目線

    グローバルな機関投資家の業界団体であるICGN(国際コーポレート・ガバナンス・ネットワーク)は4月23日、「Covid-19蔓延下でのガバナンスの優先課題」と題するレターを公表したが、本レターの趣旨について誤解が広がって … 続きを読む

  • 2020年01月27日ESG情報の開示フレームワーク、統一へ

    ESG投資の活発化とともに、投資家から企業に対し、ESG情報の開示の充実を求める声が高まっている。ただ、その場合に企業にとって悩ましいのが、開示の手法や内容だ。 ESG投資 : ESGとは、「Environmental( … 続きを読む

  • 2020年01月21日IFRSにおける「のれん償却」の最新動向

    M&Aなどにおいて生じる「のれん」は、日本の会計基準では最長20年の償却期間にわたって償却(費用計上)しなければならないが、現状、IFRS(国際会計基準)では償却しなくてよいことになっており、このことは企業がI … 続きを読む

  • 2020年01月15日機関投資家がTCFDを重視せざるを得ない事情

    日本シェアホルダーサービス株式会社 シニアアナリスト 水嶋 創   経済産業省は昨年(2019年)12月24日、「ESG投資に関する運用機関向けアンケート調査」の結果を公表しているが、アンケートに回答した国内外の運用機関 … 続きを読む

  • 2020年01月14日ISSの反対推奨を受けても85%の賛成率

    議決権行使助言会社(以下、助言会社)大手のISSとグラスルイスの2020年版ポリシーが確定した(ISSのポリシーについては2019年10月15日のニュース『ISS、上場子会社に社外取締役比率「3分の1」基準導入へ』、(グ … 続きを読む

  • 2019年12月09日投資家が期待する政策保有株式の開示

    周知のとおり、2019年3月期の有価証券報告書から【株式の保有状況】の状況において政策保有株式に関する開示が強化されている。有価証券報告書が求める主な開示内容は、下記のとおり概ねコーポレートガバナンス・コード【原則1-4 … 続きを読む

  • 2019年12月05日可決可能性を左右する「株主提案の手法」

    日本シェアホルダーサービス株式会社 シニアアナリスト 水嶋 創   “物言う株主”として知られる英国のアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が投資先の複数の日本企業に対して政策保有株式の売却を求めており、株主提案の … 続きを読む

  • 2019年11月26日「ESGに課題のある銘柄」を保有するESG投資

    日本シェアホルダーサービス株式会社 シニアアナリスト 水嶋 創   ESG投資は、今や投資のメインストーリーム(本流)であると言われているが、その具体的な手法は一様ではない。環境・社会・ガバナンスの要素を投資においてどの … 続きを読む

  • 2019年11月25日IR優良企業に共通する2つのポイント

    日本IR協議会(JIRA)は(2019年)11月14日、「IR優良企業賞2019」の受賞企業を公表した。この賞は毎年、優れたIR活動を実施している企業をJIRA会員企業の中から選定するもので、応募企業が申告する「調査票」 … 続きを読む

  • 2019年11月14日株主提案議案の賛成率、3つの“防衛ライン”

    日本シェアホルダーサービス株式会社 シニアアナリスト 水嶋 創 本年(2019年)の株主総会の特徴として「過去最多の株主提案」が挙げられることがある。ただし、実際に本年6月に開催された東証一部上場企業の定時株主総会を対象 … 続きを読む

  • 2019年11月08日監査法人の交代プロセス

    会計監査人(以下、適宜「監査法人」という)を変更した場合には臨時報告書でその理由を開示する必要があるが、最近は「監査報酬の値上げ」を理由に挙げる企業が多い(2019年9月26日のニュース「監査法人の交代理由開示、ガイドラ … 続きを読む

  • 2019年10月23日取締役会評価結果の「総会前」開示

    コーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)の導入(2015年6月1日~)当初、多くの企業が対応に頭を悩ませたのが「取締役会評価」だ。CGコードでは、【原則4-11.取締役会・監査役会の実効性確保のための前提条件】 … 続きを読む

  • 2019年10月04日「減損の兆候の判定シート」を使った不正の手口

    会計処理を巡り会社と監査法人の見解が対立することは珍しくないが、特にその頻度が高いのが固定資産の減損だ。簿価との差額が減損損失と認識されることとなる当該固定資産による「将来の現金回収見込額(将来キャッシュフロー)」(以下 … 続きを読む

  • 2019年09月20日議案の事前説明に対する機関投資家の考え方

    周知のとおり、スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コードには機関投資家と上場会社の対話(エンゲージメント)を促す規定が入っている(下記参照)。コーポレートガバナンス・コードでは「基本原則」の一つとされ … 続きを読む

  • 2019年09月03日フリンジベネフィットの開示

    周知のとおり、コーポレートガバナンス関連の開示ルール(開示府令)の見直しの一環で、2019年3月決算の有価証券報告書から役員報酬に関する開示内容の大幅な充実が求められたところだ(【2019年3月の課題】補充原則4-10① … 続きを読む

  • 2019年08月06日「1億円以上」の役員報酬開示の行方

    周知のとおり、2019年3月決算の有価証券報告書から役員報酬に関する開示の大幅な充実が求められているが(【2019年3月の課題】補充原則4-10①をエクスプレインした企業における報酬委員会に関する開示 参照)、その陰に隠 … 続きを読む

  • 2019年07月25日企業の対話相手に変化の兆し

    企業にとって「エンゲージメント(対話)」の相手と言えば、通常は運用会社(投資顧問会社、アセットマネジメント会社)を指すことになるが、この常識に変化の兆しがある。きっかけは、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録( … 続きを読む

  • 2019年07月23日ESG投資に陰り?

    日本の優良企業である・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合はログイン画面に遷移します。

  • 2019年07月22日政策保有株式の定量的な保有効果の開示例

    周知のとおり、2019年3月期の有価証券報告書からは、政策保有株式について「会社の経営方針・経営戦略等、事業の内容及びセグメント情報と関連付けた定量的な保有効果(定量的な保有効果の記載が困難な場合には、その旨及び保有の合 … 続きを読む

  • 2019年07月11日GPIFによるESG活動の行方

    2019年7月9日のニュース「気候変動関連の情報開示のトレンド」でお伝えしたとおり、今年は日本企業でも気候関連財務情報の開示が増えそうだが、それをさらに後押ししそうなのが、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録( … 続きを読む

  • 2019年07月09日気候変動関連の情報開示のトレンド

    ここ数年で気候変動の影響を体感する人も増えているのではないだろうか。日本における昨夏の酷暑や豪雨災害は記憶に新しい。フランスでは熱波によって今年6月に45.9℃、オーストラリアでは昨年12月(南半球なので日本と夏冬の時期 … 続きを読む

  • 2019年04月08日統合報告書に足りない3つの視点

    統合報告書を発行する企業が増加している。2018年度に統合報告書を発行した企業数は・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合はログイン画面に遷 … 続きを読む

  • 2019年03月12日CG報告書のアップデートの頻度

    米国では、ダウ平均採用銘柄のような大企業は取締役会議事録を含め取締役の活動内容を事細かに開示している。一方、日本企業に目を向けると、丸井やカプコンが取締役会における質疑応答の抜粋を開示しているものの、米国の大手企業のよう … 続きを読む

  • 2019年02月25日デリバティブ取引を行う企業の内部統制

    2019年2月20日のニュース『金融商品の時価の「レベル別開示」義務化で上場会社への影響は?』でお伝えしたとおり、経営者(会社)と投資家との間で「情報の非対称性」を生みやすい「金融商品」に関する会計基準を改正する案(以下 … 続きを読む

  • 2019年02月22日事業等のリスク、取締役会での議論が必須に

    有価証券報告書における記述情報の開示の大幅な充実を求める「企業内容等の開示に関する内閣府令(以下、改正開示府令)」(2019年1月31日公布・施行)への対応に頭を悩ませている上場企業も少なくないことだろう。2019年2月 … 続きを読む

  • 2019年02月18日インパクト投資とESG投資の違い

    貧困の撲滅など、世界が抱える様々な社会的問題解決のための投資、すなわち「(社会的)インパクト投資」が欧米を中心に急速に広がっている。インパクト投資は、これまでは「融資」が中心だったが、最近は官民連携の「ソーシャル・インパ … 続きを読む

  • 2019年02月14日投資家との対話において企業が持つべき視点

    日本シェアホルダーサービス株式会社 シニアアナリスト 水嶋 創 3月決算企業をはじめ上場企業各社においては、2019年の株主総会に向け、機関投資家との対話が本格化しつつある。当初は企業側から「形式的な質問が多い」といった … 続きを読む

  • 2019年01月21日ESG関連ファンド、投資信託全体の2割に迫る

    投資信託協会が(2018年)1月10日に公表した「ESG関連ファンドに関するアンケートの実施結果について」により、我が国の投資信託のうち2割弱をESG関連ファンドが占めていることがわかった。・・・ このコンテンツは会員限 … 続きを読む

  • 2019年01月18日本社建物のリース期間がROAに大きな影響も

    投資家向けには、資本コストとの比較のため「ROE」をKPIとして示すのが一般的だが、その一方で政府は、「大企業(TOPIX500)のROAについて、2025年までに欧米企業に遜色のない水準を目指す」という方針を打ち出して … 続きを読む

  • 2019年01月11日エンゲージメントの成功事例

    2019年1月8日のニュース「数字が証明するエンゲージメントの意義」では、エンゲージメント活動の結果、会社提案議案に対する賛否等を変更した議案があると回答した投資家が1/3に上るなど、我が国でもエンゲージメントの意義が高 … 続きを読む

  • 2019年01月08日数字が証明するエンゲージメントの意義

    エンゲージメントという言葉が使われ始めた数年前、企業のみならず機関投資家からも、「それほど意味があるとは思えない」「やれと言われているのでやっている」といった趣旨の発言を耳にしたことがあったが、我が国でもエンゲージメント … 続きを読む

  • 2018年12月05日「非財務情報」はどうやって測定する?

    非財務情報に対する投資家の関心の高まりとともに、多くの上場企業が非財務情報の開示に努めているが、企業、投資家双方にとって悩ましいのが、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 … 続きを読む

  • 2018年11月26日取締役会議事録を開示している上場企業

    2018年11月14日のニュース「社外取締役に対して吹き始めた逆風」で「日本の上場企業で取締役会議事録を開示しているところはほとんどないが、仮に今後開示が広がれば、取締役会で何も発言しない社外取締役は自然に排除されること … 続きを読む

  • 2018年11月19日強まる大手運用機関の影響力

    昨年(2017年)のスチュワードシップ・コードの改訂により機関投資家による議決権行使結果の個別開示が開始されて以降、国内大手運用機関の反対率が議決権行使助言会社最大手のISSの反対推奨率(5.3%)を上回るなど厳しい議決 … 続きを読む

  • 2018年11月13日オーナー色の強い上場企業に見られる共通点

    「パブリックカンパニー」「社会の公器」とも言われる上場企業だが、上場企業の中にはオーナー色の強いところも多い。一口に“オーナー色”といっても、既に株式をほとんど保有していない創業家出身者が象徴的な存在として経営幹部に残っ … 続きを読む

  • 2018年10月22日台湾が英文開示や監査委員会設置義務付けへ

    野村総合研究所 上級研究員  三井千絵 台湾の資本市場の規模は日本と比較して小さい。その分、海外機関投資家へのアピールの必要性という点では日本(企業)より切実なのかのかもしれない。 台湾の金融監督当局である金融監督管理委 … 続きを読む

  • 2018年10月02日「縮減に関する方針」の意味

    (2018年)12月末に迫った改訂コーポレートガバナンス・コード(以下、改訂CGコード)に対応したコーポレートガバナンス報告書(以下、CG報告書)の提出期限に向け、上場業各社は準備を進めていることと思われるが(現時点での … 続きを読む

  • 2018年09月25日ESGやSDGsが迫る社会問題に対する経営トップの対応

    企業のブランドを形成する要素には様々なものが考えられるが、その一つが、経営トップのパーソナリティや情報発信力だ。発言の内容は必ずしも企業経営に関することにとどまらない。日本企業でも、個性の強い経営トップの社会的発言(SN … 続きを読む

  • 2018年08月20日現時点における各社の改訂CGコード対応状況

    改訂コーポレートガバナンス・コード(以下、改訂CGコード)が(2018年)6月1日に施行されて以降、6月の株主総会シーズンを経て、改訂CGコードに対応したコーポレートガバナンス報告書(以下、CG報告書)を提出する企業が出 … 続きを読む

  • 2018年06月19日英国、非上場の大企業にもCGコード

    日本のコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)が英国のCGコードを手本としたことは周知のとおりだが、その英国でさらなるコーポレートガバナンス改革が進んでいる。・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料 … 続きを読む

  • 2018年05月30日改訂CGコード、パブコメ後の修正点は?

    改訂コーポレートガバナンス・コード(以下、改訂CGコード)が6月1日にも公表される見込みだが、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合は ロ … 続きを読む

  • 2018年05月29日改訂CGコードが意図する「独立した」委員会

    監査役会設置会社や監査等委員会設置会社が任意の指名委員会や報酬委員会を設置するケースは急増しているが、中身を見ると、コーポレートガバナンスの向上に資するとは言い難いものも少なくない。その理由の一つとして挙げられるのが、・ … 続きを読む

  • 2018年04月23日具体例で見る「MD&Aに書くべきこと」

    当フォーラムでも既報のとおり、金融庁は2018年1月26日付で開示府令を改正し、2018年3月期の有価証券報告書(以下、有報)から、従来の【業績等の概要】【生産、受注及び販売の状況】【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フ … 続きを読む

  • 2018年04月13日海外の“モノ言う株主”の迫力

    ある日本の中堅企業では、いわゆる“モノ言う株主”に突如5%を超える株式を保有されるとともに、潤沢なキャッシュの有効活用について経営陣の考え方を問われたという。結局その企業は増配を決めたが、・・・ このコンテンツは会員限定 … 続きを読む

  • 2018年04月04日政策保有株式開示、何を書く?

    (2018年)3月30日に東証がパブリックコメントに付した「コーポレートガバナンス・コード改訂案」(以下、CGコードあるいは改訂CGコード)について大幅な見直しが実施されているが、なかでも「政策保有株式に係る議決権の行使 … 続きを読む

  • 2018年03月07日多くの上場企業が誤解するSDGsへの対応

    GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が委託運用機関に対し「SDGs」をESG投資の一要素として考慮するよう求めていることもあり、SDGsに対する上場企業の関心は着実に高まっているが(上場企業におけるSDGsへの取り … 続きを読む

  • 2018年01月26日新しい有報では「経営者の視点」への注目必至

    近年活発化している企業と機関投資家との対話では、機関投資家から中長期的な企業価値評価・分析や企業価値向上のための提案が行われることが多い。こうした対話のベースとなる資料として重宝されているのが、中期経営計画、ESG(環境 … 続きを読む

  • 2018年01月23日企業と機関投資家の対話の現状

    スチュワートシップ・コード、コーポレートガバナンス・コードの導入以来、企業と機関投資家の対話の機会が急増している。ある大手機関投資家では、面談する企業数が2010年頃と比べると5~6倍にもなっているという。 対話の機会の … 続きを読む

  • 2017年12月15日主要国内機関投資家による議決権行使結果 第七弾

    当フォーラムでは、一橋大学の円谷准教授の協力を得て、有力企業の株主総会上程議案に対する主要国内機関投資家による個別の議決権行使結果(賛否状況)を分析しているが、第7回目となる今回は・・・ このコンテンツは会員限定です。会 … 続きを読む

  • 2017年12月11日主要国内機関投資家による議決権行使結果 第六弾

    当フォーラムでは、一橋大学の円谷准教授の協力を得て、有力企業の株主総会上程議案に対する主要国内機関投資家による個別の議決権行使結果(賛否状況)を分析しているが、6回目となる今回は・・・ このコンテンツは会員限定です。会員 … 続きを読む

  • 2017年12月04日主要国内機関投資家による議決権行使結果 第五弾

    当フォーラムでは、一橋大学の円谷准教授の協力を得て、有力企業の株主総会上程議案に対する主要国内機関投資家による個別の議決権行使結果(賛否状況)を分析しているが、5回目となる今回は・・・ このコンテンツは会員限定です。会員 … 続きを読む

  • 2017年11月30日主要国内機関投資家による議決権行使結果 第四弾

    当フォーラムでは、一橋大学の円谷准教授の協力を得て、有力企業の株主総会上程議案に対する主要国内機関投資家による個別の議決権行使結果(賛否状況)を分析しているが、4回目となる今回は東洋紡とセイコーエプソンの買収防衛策継続導 … 続きを読む

  • 2017年11月22日主要国内機関投資家による議決権行使結果 第三弾

    当フォーラムでは、一橋大学の円谷准教授の協力を得て、有力企業の株主総会上程議案に対する主要国内機関投資家による個別の議決権行使結果(賛否状況)を分析しているが、3回目となる今回は・・・ このコンテンツは会員限定です。会員 … 続きを読む

  • 2017年11月17日グローバル機関投資家の本音

    (2017年)10月18日には金融庁の「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」が約1年ぶりに再会するなど、コーポレートガバナンス・コード改革に向けた動きが本格化しつつあるが(2 … 続きを読む

  • 2017年11月15日監査報告書へのKAMの記載を巡る関係者の見方

    不正会計問題が生じるたびに、とかく矢面に立たされるのが監査法人だ。投資家などから、不正会計を見つけられなかったのは会計監査が十分ではなかったのではないかと疑念を持たれるためだが、現実問題として、監査法人には守秘義務が課さ … 続きを読む

  • 2017年11月06日主要国内機関投資家による議決権行使結果 第一弾

    主要な国内機関投資家による個別の議決権行使結果が出揃った。当フォーラムでは一橋大学の円谷准教授の協力を得て、主要企業の株主総会上程議案に対する各投資家の賛否状況を分析する。第1回目は・・・ このコンテンツは会員限定です。 … 続きを読む

  • 2017年10月30日ISS 2018年日本向け助言ポリシーのポイント

    議決権行使助言の世界最大手ISSは10月26日、2018年2月1日から適用される日本向け助言方針(ポリシー)の改定案を公表した。同改定案は11月9日までオープンコメントを募集、幅広い市場関係者の意見を踏まえた上で正式決定 … 続きを読む

  • 2017年10月13日有償新株予約権 「経過措置」の最新動向

    現在ASBJ(企業会計基準委員会)で会計処理の変更が検討されている有償新株予約権(有償ストックオプション)を採用する300社超の上場企業にとって大きな関心事となっているのが、新たな会計処理の適用開始時期と遡及適用(経過措 … 続きを読む

  • 2017年10月02日ESG情報の開示に必要な観点

    GPIFから運用を受託する多くの運用機関がESG投資を標ぼうし始める中(2017年7月6日のニュース「GPIFの新しいESG指数に約360社が選定」参照)、企業側もESG情報の開示を迫られている。情報開示が少ないというこ … 続きを読む

  • 2017年09月27日相談役・顧問制度の開示事例

    周知のとおり、相談役・顧問の業務内容等をCG報告書(コーポレート・ガバナンスに関する報告書)で開示するルールが来年(2018年)1月1日からスタートする予定となっている(開示ルールが導入されることとなった経緯や開示ルール … 続きを読む

  • 2017年09月15日ESGに関する対話の現状

    多くの企業は、運用機関との対話で「ESG」に関する話題が増えたと感じていることだろう。当フォーラムでも報じてきたとおり、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、国連責任投資原則(PRI)に署名したことを受け、運用機 … 続きを読む

  • 2017年09月08日議決権行使助言最大手のISSが買収される!

    議決権行使助言最大手のISS(インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ)は(2017年)9月7日、ジェンスター・キャピタルに買収されることで合意に至ったと発表した(リリース(英文)はこちら)。買収は年内にも … 続きを読む

  • 2017年08月04日過去最高を記録した株主提案の実態

    2017年6月総会で株主提案による議案が付議された会社は40社、総議案数は212議案で、前年比ではそれぞれ3社、45議案増加となり、いずれも過去最高となったようだ。 可決に至ったのは、村上ファンド系の投資会社による株主提 … 続きを読む

  • 2017年07月26日定時株主総会後倒しの理由に「猛暑」

    2017年5月25日のニュース「株主総会を2か月後倒しの企業現る―決算日と異なる基準日を初めて設定」で紹介した窪田製薬ホールディングス(証券コード4596)に続き、決算日と異なる日に基準日を設定することにより定時株主総会 … 続きを読む

  • 2017年07月07日個別開示で高まる議決権行使助言会社の影響

    改訂スチュワードシップ・コードの運用が開始され(改訂スチュワードシップ・コードの詳細は「議決権行使結果個別開示、“穏便な”コンプライは認められず」参照)、運用機関による議決権行使の個別開示が始まっている。その影響として「 … 続きを読む

  • 2017年07月06日GPIFの新しいESG指数に約360社が選定

    GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は今週(2017年7月3日)、新しいESG指数の選定結果を公表した。これはGPIFが2016年7月22日から公募を開始していたもの。GPIFは今回選定したESG指数に基づき、当初 … 続きを読む

  • 2017年07月03日黒田電気と川崎汽船の明暗を分けたもの

    今年の株主総会シーズンで最も注目を集めた企業は、黒田電気と川崎汽船だったのではないだろうか。いずれも筆頭株主が村上ファンド系の投資会社であるということに加え、ISSが、黒田電気に対する株主提案(社外取締役の選任)に賛成、 … 続きを読む

  • 2017年06月26日収益認識に関する会計基準導入の副作用

    2017年5月19日のニュース「収益認識会計は単体も連結と同じ基準に 事業計画見直しも」でお伝えしたとおり、来月(2017年7月)中にも公開草案が公表される予定の「収益認識に関する包括的な会計基準」は、連結財務諸表のみな … 続きを読む

  • 2017年06月21日「働き方改革」としての四半期開示のあり方

    政府や経済界は「働き方改革」に力を入れているが(働き方改革の詳細は【2017年2月の課題】働き方改革への対応参照)、ある上場企業のCFOが「最も働き方改革が必要な部門の一つ」と指摘するのが経理部門だ。 CFO以外の経営陣 … 続きを読む

  • 2017年05月23日2017年1月以降に発生した会計不祥事

    株式会社イグニス 取締役監査等委員長 日本公認会計士協会 組織内会計士協議会 委員 公認会計士 大杉 泉 2015年に発覚した東芝問題は混迷を極めているが、実は東芝問題が表面化してからも相当数の会計不祥事が発生している。 … 続きを読む

  • 2017年05月17日機関投資家に対応する役職・・・最多は?

    スチュワードシップ・コードの導入からはや3年が経過し、改訂版が間もなく公表されようとしている中(スチュワードシップ・コードの改訂内容については2017年3月29日のニュース「企業への影響は?日本版スチュワードシップ・コー … 続きを読む

  • 2017年04月21日業績連動給与で会計と税務に“ズレ”

    インセンティブ型の役員報酬体系への改革を進める上場企業においては、譲渡制限付株式報酬(リストリクテッド・ストック)のほか、「業績連動給与」の導入を検討しているところも少なくない。 譲渡制限付株式報酬(リストリクテッド・ス … 続きを読む

  • 2017年04月17日サマリー情報の記載方法に示唆を与える事例

    3月決算会社では単体決算の目途が概ね立ち、経理部の業務も会計監査対応と連結決算に比重が移りつつある。これに伴い、(広義の)招集通知(以下、単に「招集通知」)のドラフトも少しずつ埋まりつつあるという状況であろう。 (広義の … 続きを読む

  • 2017年03月03日議決権不行使率上昇の背景と対策

    株主総会における議決権の行使は、株主の「権利」である。「権利」だけに、株主はそれを行使しない(議決権の不行使)こともできる。株主が議決権を行使しないという状況を会社の立場から見ると、少なくとも会社提案の議案に反対されるこ … 続きを読む

  • 2017年02月28日決算短信の改正に伴い判断が求められる事項

    企業と投資家の「建設的な対話」を促進する観点から、決算短信・四半期決算短信について、開示の自由度を高めるとともに、“速報”としての役割に特化するための見直しが金融庁主導で進められてきたのは周知のとおり(2016年6月27 … 続きを読む

  • 2017年02月27日海外機関投資家、役員報酬議案に厳しい基準

    日本企業の役員報酬が欧米企業に比べて低いと言われる中、欧米企業に倣って株式報酬など長期インセンティブ報酬の拡充を検討している日本企業は多い。その一方で、昨年(2016年)には英国の石油会社BPのCEOに対する巨額報酬に実 … 続きを読む

  • 2017年02月15日相談役・顧問の人数、役割、処遇に開示圧力

    文部科学省の人事課OBが同省出身者の再就職をあっせんしていた問題で、このOBが明治安田生命の顧問に就任し破格の待遇を受けていたことが分かり話題となっている。月2回程度の出社で年間1,000万円の報酬を受け取っている官僚O … 続きを読む

  • 2017年02月02日スチュワードシップ・コードがいよいよ改訂へ

    金融庁が開催している「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」は昨年(2016年)11月30日に「機関投資家による実践的なスチュワードシップ活動のあり方~企業の持続的な成長に向け … 続きを読む

  • 2017年01月30日監査法人のローテーションを先取りする企業も

    監査人が交代した理由や経緯は株主や投資家にとって重要情報に該当する。このため、監査人が交代した場合には、企業はその理由等を「臨時報告書」で開示することになっている。 臨時報告書 : 重要事項が発生したり決定したりした場合 … 続きを読む

  • 2017年01月26日IFRS導入議論において役員が持つべき視点

    自社の成長にM&Aを活用しようという企業では、のれんが非償却となるIFRS(2016年7月26日のニュース「のれんを償却すれば赤字に転落する企業も」参照)を導入するか否かが役員会等で話題に上ることもあろう。 そ … 続きを読む

  • 2017年01月25日非財務情報の信憑性を高める方法

    RIDEAL株式会社 代表取締役 三代 まり子 財務情報だけでなく、ビジョンや戦略といった企業価値創造につながる非財務情報も合わせて提供する統合報告書を作成する企業が増えている。しかし、単にこれらの情報を網羅的にカバーし … 続きを読む

  • 2017年01月12日機関投資家に注目されない企業の進むべき道

    何百億、何千億という巨大なポートフォリオを運用する機関投資家の多くは、時価総額の小さい企業に投資することに躊躇する。なかでも、小さな金額しか投資できない時価総額50億円以下の“超小型株”に投資することは極めて難しい。なぜ … 続きを読む

  • 2017年01月11日決算短信簡素化に海外投資家から異論の声

    野村総合研究所 上級研究員  三井千絵 金融庁の金融審議会ディスクロージャー・ワーキング・グループ(以下、ディスクロージャー・ワーキング・グループ)や東証が検討してきた決算短信の簡素化の実施を目前に控える中(2017年3 … 続きを読む

  • 2016年12月21日会計不正レポートの新たなターゲットが出現

    上場会社の会計や開示に関する不正の可能性を訴えるファンドのレポート公表が相次いでいる。2016年12月14日には医療用のサイボーグ型ロボットを製造するCYBERDYNE(東証マザーズ)が、空売りファンドの米国シトロン・リ … 続きを読む

  • 2016年12月12日MD&Aに求められる経営者の視点

    企業と投資家の「建設的な対話」を促進するため、金融庁の主導により企業の開示ルールの見直しが進んでいるのは周知のとおり。その一部が、最近改正案が示された決算短信の「サマリー情報」などに関する見直しだが(2016年11月25 … 続きを読む

  • 2016年09月27日ISS等より厳しい議決権行使基準への対応策

    国内外の機関投資家が議決権行使のスタンスを厳格化している。この背景には、大部分の機関投資家が受入れているスチュワードシップ・コードの指針5-4が、機関投資家の議決権行使について「自らの責任と判断の下で」行使すべきとし、ま … 続きを読む

  • 2016年09月14日「空売りファンド」のターゲットにならないために

    米国の「空売りファンド」、グラウカス・リサーチ・グループ(以下、グラウカス)が伊藤忠商事(以下、伊藤忠)に対して仕掛けた「空売り」は失敗に終わったように見えるが、「空売りのポジションを取った後に不正会計の存在を主張するレ … 続きを読む

  • 2016年09月12日ヘッジファンドの投資戦略

    経営陣にとって、自社の株価動向は気になるものだ。株価が大きく変動している場合には、その理由を把握するために証券会社に照会することもあろう。その場合、しばしば「外国人やヘッジファンドが買っている(売っている)」という回答が … 続きを読む

  • 2016年09月02日開示内容と実効性のギャップ

    コーポレートガバナンス・コードの原則3-1<情報開示の充実>の(V)では、取締役会に「経営陣幹部の選任と取締役・監査役候補の指名を行う際の、個々の選任・指名についての説明」を求めている。各社の社外取締役の選任議案を見ると … 続きを読む

  • 2016年07月26日のれんを償却すれば赤字に転落する企業も

    国際会計基準(以下IFRS)を採用する企業が増加しているが、その大きな理由の1つが、日本の会計基準(以下、日本基準)では毎期償却しなければならない「のれん」が非償却とされているということだ(ただし、毎期減損テストが実施さ … 続きを読む

  • 2016年06月14日招集通知を最も早く開示した企業は?

    6月株主総会シーズンの招集通知がほぼ出揃った。今年はコーポレートガバナンス・コード対応の一環として、招集通知の早期発送および発送前の電子的公表(補充原則1-2②)に取り組む企業が多く見られた。 そこで、TOPIX100採 … 続きを読む

  • 2016年06月10日経営陣が「説明責任」を果たすということ

    東京都の舛添知事が、政治資金の不適切な支出について厳しく「説明責任」を問われている。税金を使って飲食するのみならず漫画本まで買っているのだから、税金を負担している納税者への説明責任が発生するのは当然だろう。 「説明責任」 … 続きを読む

  • 2016年06月03日海外投資家の目から見た日本企業の中期計画

    日本では、企業の中期計画は「数値」で目標を示すべきという考え方が根強い。こうした中、企業も3期先や5期先の売上・利益の目標を示してきた。しかし、海外企業の中期計画を見てみると、将来の一時点での売上・利益の目標が示されてい … 続きを読む

  • 2016年05月30日株を保有していない投資家との対話に応じるべきか

    英国から“輸入”されたスチュワードシップ・コードは、日本語では「責任ある機関投資家の諸原則」と訳されている。「責任ある」という言葉からは、同コードは機関投資家による「株式保有」が前提になっていると感じる向きは多いだろう。 … 続きを読む

  • 2016年05月13日役員トレーニングに関するCG報告書への虚偽記載

    6月の株主総会を目前に控え、総会後に証券取引所に提出するコーポレートガバナンス報告書(以下、CG報告書)の作成に追われている企業も多いことだろう。コーポレートガバナンス・コード導入から間もなく1年が経過し、2回目の提出と … 続きを読む

  • 2016年03月15日中期経営計画に対する投資家の見方

    年度末が近付く中、中期経営計画(中計)が最終年度を迎えている企業では、目標数値の達成状況が気になると同時に、来年度以降の新たな中計の作成作業が大詰めを迎えている頃だろう。新たな中計は、スチュワードシップ・コードおよびコー … 続きを読む

  • 2016年02月22日変化するCSR

     サステナビリティ投資を推進する国際機関であるグローバル・サステナブル・インベストメント・アライアンス(Global Sustainable Investment Alliance)によると、2014年における機関投資家 … 続きを読む

  • 2015年12月07日投資家にとっての「非財務情報」

     近年、投資家の間では企業分析における「非財務情報」の重要性が強く意識され、企業に対しその開示を求める声も高まっている。こうした流れを受け、企業側も、有価証券報告書やアニュアルレポートといった財務情報の他に、環境報告書、 … 続きを読む

  • 2015年11月11日支持株主を拡大するための“攻めの対策”

     日本企業の株主総会では、外国人投資家は議決権行使助言会社の助言に従って議案への賛否を決めることが多い。それゆえ、企業としてはハンドリングがしやすいと言えるが(2015年11月9日のニュース「新たな“安定株主”」参照)、 … 続きを読む

  • 2015年10月28日「相当数の反対票」とは?

     2015年3月から6月に株主総会を開催したTOPIX100構成銘柄のうち99社における取締役選任議案の平均賛成率は95.2%にのぼったが(2015年10月9日のニュース「議案数が大幅減のテーマは? 2015年株主総会の … 続きを読む

  • 2015年09月29日CG報告書に見られる基本的なミス

     コーポレート・ガバナンスに関する報告書(以下、CG報告書)にコーポレートガバナンス・コードへの対応を記載しなければならなくなったことにより、その読者層が大幅に拡大している。従来は機関投資家の中でも「議決権行使担当者」が … 続きを読む

  • 2015年09月11日派遣労働法改正で注目される人材派遣費の勘定科目

     人材不足を埋めるために派遣会社を利用する企業は少なくない。企業が派遣会社との間で人数および単価にさえ合意できれば、即戦力を必要な人数分だけ迅速に派遣してもらうことが可能であり、これにより人材の“穴”をすぐに埋めることが … 続きを読む

  • 2015年07月07日四半期開示制度の行方

     日本の四半期開示制度が揺れている。伊藤レポートの第二弾「対話先進国に向けた企業情報開示と株主総会プロセス」では3つの制度開示(金商法開示・会社法開示・証券取引所開示)の一元化が提案され、6月30日に閣議決定された「日本 … 続きを読む

  • 2015年07月06日政策保有株式に関する開示、各社の記載内容は?

     コーポレートガバナンス・コードの適用が開始(2015年6月1日~)されてから1か月余りが経過、同コードに対応したコーポレート・ガバナンス報告書を東証に提出するとともに、同コードへの詳細な対応方針を自社のホームページで公 … 続きを読む

  • 2015年05月22日ESG投資、日本における現状

     経済、環境、社会の持続性に配慮した投資手法である「サステナブル投資(持続可能(sustainable)な投資)」の投資資産額はここ数年で急速に拡大している。今年(2015年)に公表された「Global Sustaina … 続きを読む

  • 2015年05月12日CSR活動に対する投資家の視点

     CSR(企業の社会的責任)は、企業利益とは切り離された純粋な社会貢献活動から、社会的な課題の解決を図ることで社会に貢献しつつ企業価値を向上させる(社会と企業で利益を“シェア”する)という「CSV」へと進化しつつある。 … 続きを読む

  • 2015年05月11日機関投資家が注目する株主総会議案は?

     3月決算の上場企業では、株主総会招集通知の発送に向けた準備が佳境を迎えている。2014年2月にスチュワードシップコードが施行されてから2回目、そして、株主との対話に関する原則(第5章)を盛り込んだコーポレートガバナンス … 続きを読む

  • 2015年04月17日IFRS導入がROEに与える影響

     金融庁が4月15日に公表した「IFRS適用レポート」によると、IFRSの任意適用企業は2015年3月31日時点で75社となっているが、その多くが、「海外子会社等が多いことから、経営管理に役立つ」ことをIFRS適用に踏み … 続きを読む

  • 2015年04月06日企業に選別される機関投資家

     現在、多くの企業がコーポレートガバナンス・コードに基づく開示への対応に追われていることだろう。コードへの対応状況について記載が不十分であれば、投資家から厳しい指摘を受けることも予想される。  一方、優良企業の間では機関 … 続きを読む

  • 2015年03月25日収益認識会計の導入で影響を受ける業種は?

     企業会計基準委員会(ASBJ)は、「包括的な収益認識会計基準」を策定するとともに、国際的な会計基準とのコンバージェンス(収斂)を行う方針を明らかにしたが、業種・業態によっては、収益計上が大きく変わることが予想されるので … 続きを読む

  • 2015年03月23日投資家がROEにこだわる理由

     国内外の投資家が企業に対し、皆口をそろえてROE(株主資本利益率)の向上を求めている。なぜ投資家はこれほどまでにROEにこだわるのか、企業からは疑問の声も聞こえて来る。  周知のとおり、ROEとは当期純利益を株主(自己 … 続きを読む

  • 2015年02月24日中堅企業に向かうアクティビスト

     スチュワードシップ・コードの導入により、投資家が企業に対話(エンゲージメント)を求める動きが活発化している。ある日突然、投資家から「対話をしたいのでCEOに会わせて欲しい」との連絡が入るということは現実に起こっている。 … 続きを読む

  • 2015年02月10日高まるヘッジ会計の必要性

     周知のとおり、スイス中央銀行は先月(2014年1月)15日、それまで「1スイスフラン=1.20ユーロ」としていた為替レートの上限を突如撤廃した。為替市場はこれに直ちに反応し、スイスフランはユーロに対して暴騰、このところ … 続きを読む

  • 2015年01月23日投資家対応は誰の役目?

     今後本格化する投資家との対話(エンゲージメント)に向け、上場企業は対策に余念がないことだろう。多くの企業は、投資家対応担当部署とそれを所管する取締役を決めており、経営企画担当取締役やCFOがその役割を担うことが多いよう … 続きを読む

  • 2015年01月21日ESG開示の義務化、世界の動向は?

    近年、機関投資家の間で、企業の投資価値を測る評価項目としての地位を確立しつつあるのがESG(環境、社会、ガバナンス)だ。ESGとは財務諸表には示されない「非財務情報」であり、日本では開示が義務付けられているわけではない。 … 続きを読む

  • 2014年12月22日外国人ファンドマネージャーの種類とその視点

     近年、日本企業における外国人持株比率が極めて高くなり、外国人投資家の影響力が増している。外国人投資家が日本企業に対し「ROEの改善」や「コーポレートガバナンスの強化」などを要求していることは、メディアなどを通じて上場企 … 続きを読む

  • 2014年10月14日商品購入や投資における企業選択の基準

     経営陣にとって、顧客や投資家がどのような基準で自社の商品を購入したり、自社に投資をしようと判断したりしているのかは、非常に気になるところだろう。  この点について興味深い調査結果がある。・・・ このコンテンツは会員限定 … 続きを読む

  • 2014年08月06日機関投資家の典型的な要求・質問の背景は?

     近年、機関投資家が企業に「対話」を求める動きが広がっているが、機関投資家が企業に対して行う典型的な要求や質問が以下の3つだ。 (1) 株主還元(配当等)を増やすべき (2) 投資にはどの程度の収益が見込まれるか (3) … 続きを読む

  • 2014年07月07日評価されるIR活動と新任取締役に求められる意識

     3月決算法人の株主総会が終わり、先月(6月)から着任した取締役も多いことだろう。  新任取締役に是非お勧めしたいのが、決算説明会への出席や、担当業務に関するスモールミーティングを開催してアナリストと対峙するといった活動 … 続きを読む

  • 2014年06月30日狙われる営業秘密、国に求められる対策は?

     昨今、海外の競合企業から、わが国企業の営業秘密が不正に取得・使用される懸念が高まっている。新日鐵住金や東芝が、韓国企業を相手に訴訟を提起したニュースは記憶に新しい。  「営業秘密」には、いわゆる顧客名簿のような営業戦略 … 続きを読む

  • 2014年06月23日日本の会計基準が4つに!企業の選択は?

     日本の企業会計基準委員会(ASBJ)が検討を進めている「修正版IFRS(仮称)」の策定作業が大詰めを迎えている。修正版IFRSでは、「のれん」や「その他の包括利益(OCI)*1のリサイクリング*2」の取扱いに関しては現 … 続きを読む

  • 2014年06月02日3月決算企業、IFRS適用の趨勢は?

     3月期決算の企業の決算が出揃ったが、決算内容とともに注目を集めていたのは、2014年3月期からIFRS(国際会計基準)を適用する企業がどれだけ増えたのかという点だ。  2014年3月期からIFRSを適用した企業は、下表 … 続きを読む

  • 2014年05月26日アクティビストによる非公式な接触への対応

     3月決算法人の株主総会が目前に迫る中、日本版スチュワードシップ・コードの導入とともにいわゆる「モノ言う投資家」であるアクティビストに注目が集まっているが、株主提案や委任状争奪戦といった、株主総会を舞台とした直接的な攻防 … 続きを読む

  • 2014年05月23日機関投資家、株主総会招集通知の発送時期に不満

     株主総会招集通知には「投資家(株主)の知りたい情報」を盛り込むのが理想ではあるが、一方で、「法律で義務付けられていない情報を出す必要はない」「余計なことを書くと総会当日の質疑応答で突っ込まれる」「ページ数がいたずらに増 … 続きを読む

  • 2014年05月21日今年の株主総会における質問事項の傾向

     ひと昔前の株主総会では、“総会屋対策”として、株主からの質問には正面から取り合わず、議事進行そして総会成立を最優先し、法的に必要な最小限の答弁に止めることが常道だった。しかし、一般の個人株主が積極的に出席するようになっ … 続きを読む

  • 2014年05月14日株主提案に対する備え

     3月期決算会社の株主総会が近づいてきている。最近はマスコミを賑わすような支配権争奪を巡る大規模な争いは生じていないが、代わって注目を集めているのが、個人株主による“株主提案権”行使の動向である。  株主には、株主総会で … 続きを読む

  • 2014年05月07日オフィスの賃借料が資産計上の対象に?

     設備等の購入の代替として、また、ファイナンスの手段(購入金額の借入れが難しい場合の代替)として企業に広く活用されているリースだが、企業経営にも大きな影響を及ぼすのがその会計処理だ。  現在の日本の会計基準では、リースが … 続きを読む

  • 2014年04月16日持合株式の売却益は“利益操作”の道具か

     日本企業が持合株式を売却して売却益を計上することはよくある。この場合、株式売却益が企業の純利益の一部を構成すると考える経営者は少なくない。  しかし、今後日本企業の間でも本格的に導入される可能性のあるIFRSでは、基本 … 続きを読む

  • 2014年04月11日「集中日」に株主総会を開催するデメリット

    例年、3月決算の上場会社の定時株主総会の開催日は「6月最終営業日の前営業日」(その日が月曜日である場合には、その前週の金曜日)という特定日に集中する傾向がある。今年は6月の最終営業日が30日(月)であるため、その「前営業 … 続きを読む

  • 2014年03月17日「女性の活躍状況」の開示と企業の開示負担

     政府は、女性の活躍を成長戦略の重要な要素ととらえ、それを加速させるための具体策の1つとして、企業に「女性の活躍状況」を有価証券報告書やコーポレート・ガバナンスに関する報告書などで開示することを促し、さらに義務付けること … 続きを読む